ついに、ドコモ系MVNO「nuroモバイル」が「Xperia」を販売します。
ソニーネットワークコミュニケーションズは11月28日、同社が提供する格安SIM「nuroモバイル」において、ソニーモバイルコミュニケーションズ製の5.5型ハイエンドAndroidスマートフォン「Xperia XZ Premium」を1万3,000台限定で取扱開始と「Xperia限定 プレミアム帯域オプション」のサービス開始を発表しました。
[toc]
スポンサーリンク
ついにキター!格安SIMで「Xperia XZ Premium」を購入可能に
ソニーネットワークコミュニケーションズは、NTTドコモから回線を借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している格安SIMサービス「nuro(ニューロ)モバイル」において、ソニーブランドのハイエンドスマホ「Xperia XZ Premium」の販売を2017年11月28日(火)より開始しました。
やっと、「Xperia」を格安SIMで契約できます。「なんで、格安SIMの端末ラインナップにXperiaがないの?」その不満は大きかったと思います。今までは、ドコモ、au、ソフトバンクなどの携帯キャリアが販売しているXperiaの白ロム・中古端末などを自分で用意して、格安SIMと契約しなければなりませんでしたが、そのめんどくさかった手間がなくなります。
nuroモバイルがXperiaの取扱を開始したので、携帯キャリアで購入するのと同じように、端末を分割払いで購入することができるようになりました。これで、格安SIMでもXperiaを購入しやすくなりますね。
nuroモバイルは、データ通信容量が1GB刻みのシンプルな料金体系や、時間制(5時間プラン・深夜プラン)でデータ通信を使い放題、翌月の高速通信容量を「前借り」できるサービスなど、ユニークなサービスが特徴の格安SIMサービス提供会社です。
楽天モバイル、LINEモバイル、mineoなどの格安SIM会社と比較して、一般的な知名度は低いですが、端末ラインナップにXperiaが加わったことで、今後利用者が増えそうですね。
「nuroモバイル」が「Xperia XZ Premium」を限定1万3000台で販売
nuroモバイルで販売される「Xperia XZ Premium」は、NTTドコモ向け「Xperia XZ Preimium SO-04J」相当の日本国内版となっています。
1万3000台限定販売で、今後のXperia(エクスペリア)シリーズの展開は具体的に決まってないとのこと。反響しだいで今後の方針が決定するようです。おなじソニーグループなので、Xperiaの取り扱いをしないほうがおかしいと思うので、ぜひ、高機能なハイエンドモデルだけでなく、3万~5万円台のミドルレンジの端末もG販売してほしいです。
ドコモ版とnuroモバイル版「Xperia XZ Premium」の違い
スペック的には、ドコモで販売しているモデルと同じで、おサイフケータイやフルセグにも対応しています。
- SIMフリー(SIMロックなし)
- 一括購入の場合:99,800円
- 36回割賦購入の場合:毎月2,685円~
- 本体色はディープシーブラックのみ
- おサイフケータイ(Felica)に対応
- ワンセグ・フルセグに対応
- 背面に「NTT docomo」ロゴなし
- ドコモ向け各種アプリのインストールなし
本体カラーは、Deepsea Black(ディープシーブラック)のみで、端末にSIMロックは掛けられておらず、他社のSIMカードも仕様上は利用可能(nuroモバイルの動作確認は、ドコモ網のみ)ですが、動作保証はしないとのこと。
ドコモ版にプリインストールされているドコモ関連アプリは入っておらず、背面にドコモのロゴもありません。
ドコモで購入したスマホに格安SIMを挿して利用しているのですが、ドコモ関連のアプリってアンインストールできなくて邪魔なので、最初から入ってないのはありがたい。しかも、おサイフケータイに対応しているのもポイント高いです。
nuroモバイル版の「Xperia XZ Premium」の詳細については、公式サイトでご確認ください。
スポンサーリンク
nuroモバイル版「Xperia XZ Premium」の料金概要
端末価格は一括が9万9,800円(税別)で、36回分割払いだと毎月2,685円(初回のみ5,819円)となります。割賦購入は36回払いしか選択できません。
- 一括購入の場合:99,800円(税別)
- 36回割賦購入の場合:2,685円/月(初回のみ5,819円)
料金プラン例
プラン名 | プラン概要 | 1年目の月額料金(税別) |
リーズナブルプラン | 音声通話付き2GBプラン | 月額2,980円~ |
ベーシックプラン | 音声通話付き2GBプラン、プレミアム帯域オプション、 10分かけ放題オプション |
月額3,980円~ |
ベーシックPlusプラン | 音声通話付き2GBプラン、プレミアム帯域オプション、 10分かけ放題オプション、端末補償サービス |
月額4,480円~ |
リーズナブルプランなら音声通話とデータ通信量2GBが付いて、1年目の毎月の支払額が2,980円から利用できます。さらに、専用のデータ通信帯域の「プレミアム帯域オプション」と10分かけ放題の「nuroモバイルでんわ」(月額800円)が付いた「ベーシックプラン」なら、1年目月額3,980円となります。ベーシックプランに端末保証(月額500円)を付けた「ベーシックPlusプラン」なら、1年目月額4,480円から利用できます。
データ通信オプションは、高速データ通信容量1GB刻みの「容量プラン(2GB~10GB)」、1日5時間高速データ通信が可能な「5時間プラン」、午前1時~6時まで高速データ通信が可能な「深夜割プラン」と組み合わせることができます。
もちろん、音声通話なしのデータ通信のみでも利用することができます。
気になるのが、携帯キャリアで購入するとのどれくらい料金が違うのかです。そこで、ドコモで購入した場合とnuroモバイルで購入した場合の毎月の最低料金を比較してみました。
スポンサーリンク
ドコモとnuroモバイルで料金比較
ドコモ版の端末料金は、
- 一括払い:9万3,960円(税込)
- 分割払い(24回払い):総額3万9,528円(月額1,647円×24回)
ドコモの場合、機種代金から毎月の通信料の割引(月々サポート:-2,268円×24回=-5万4,432円)があり、実質負担額は、3万9,528円となります。
端末代金(税込) | ドコモ | nuroモバイル |
一括払い | 93,960円 | 10万7,784円 |
分割払い | 月額1,647円×24回=3万9,528円 | 2,994円×36回=10万7,784円 |
ドコモの方が端末料金が安くなってます。
音声通話の最安料金で比較してます。
ドコモの場合、機種変更で、サイト内のお支払シミュレーションで計算してます。
月々の支払額(税込) | 1~2年目 | 3年目以降 |
カケホーダイライトプラン | 1,700円 | 1,700円 |
データSパック(2GB) | 3,500円 | 3,500円 |
spモード | 300円 | 300円 |
端末代金(24回払い) | 3,915円 | 0円 |
月々サポート | -2,268円 | 0円 |
合計 | 7,587円 | 5,500円 |
機種変更前の端末を下取りして割り引いてくれる「下取りプログラム」や、利用年数に応じてパケットパックが安くなる「ずっとドコモ割」などの各種割引キャンペーンを利用すればもう少し安くなります。
次に、nuroモバイルの場合です。こちらもサイト内の料金シミュレーションで計算してます。
毎月の支払額(税別) | 1年目 | 2~3年目 | 4年目以降 |
契約プラン(音声通話付き) | 700円 | 700円 | 700円 |
容量・時間(2GB) | 700円 | 700円 | 700円 |
音声通話プラン割引 | -1,105円 | -105円 | 0円 |
端末代金(36回払い) | 2,685円 | 2,685円 | 0円 |
合計(月額) | 2,980円 | 3,980円 | 1,400円 |
nuroモバイルの場合、音声通話付きだと、1年目に1,105円の割引、2、3年目に105円の割引があります。
3年間で約10万円も節約できる
端末代金が、ドコモは24回払い、nuroモバイルは36回払いと異なっており、各種手数料・各種割引など細々したものがあるので、3年間同じ端末を利用すると仮定して、音声通話付きの料金プランを単純に比較するとこんな感じです。
料金(税込) | ドコモ | nuroモバイル |
1年目 | 7,587円×12か月=9万1,044円 | 3,218円×12か月=3万8,616円 |
2年目 | 7,587円×12か月=9万万1,044円 | 4,298円×12か月=5万1,576円 |
3年目 | 5,500円×12か月=6万6,000円 | 4,298円×12か月=5万1,576円 |
3年間の合計額 | 24万8,088円 | 14万1,768円 |
ドコモだと24万8,088円ですが、nuroモバイルだと14万1,768円です。同じXperiaを使うにしても、携帯キャリアと格安SIMでは、3年間で10万6,320円も違うことになります。端末料金を支払い終わった4年目以降だと、さらに料金差は広がります。
もちろん、ドコモには、定額料金で通話し放題やデータ通信速度が速い、サポートが手厚いなどのメリットがあります。この点と3年間で約10万円の節約ができる点を比較して、どっちをとるかだと思います。
月額料金・端末料金などの詳細は、nuroモバイルの公式サイトでご確認ください。
Xperiaのカバーケース・保護フィルムなどを購入するなら、ソニーモバイル公認の通販サイト「Xperiaカバーストア」がおすすめ。国内スマホカバーメーカー(Made for Xperia公認パートナー)のアイテムが2,000以上あり、Amazonよりも探しやすいオンラインショップです。