広島東洋カープは、「2020年度公式戦入場券」のマツダスタジアム窓口販売分について、昨年同様に抽選券を配布することを発表しました。
3月1日(日)に実施される2020年公式戦入場券の球場窓口販売について、抽選で1,200人を選出して販売すると発表。抽選券は、2月23日(日)9時00分から、マツダスタジアムにて配布予定。
2月28日(金)に広島東洋カープ公式サイトで当選者を発表。当選した1,200人のみが、3月1日(日)に、マツダスタジアム窓口でチケットの購入可能です。
カープ入場券 今季も抽選。昨年は5万人以上が集まり、当選確率5%の狭き門!
- 配布日時:2020年2月23日(日)09時00分~16時00分
- 配布場所:マツダスタジアム
- 配布枚数:1人1枚のみ
- 当選者数:1,200人
- 当選発表:2020年2月28日12時00分
- 発表:球団公式サイト、マツダスタジアムにて掲示
この抽選券配布は、3月1日(日)にマツダスタジアム窓口で「2020年公式戦入場券」を購入できる1,200人の選出および購入順を決定することを目的に実施されます。
昨年は、11時までに並んだ人が配布対象でしたが、今年は9時00分~16時00分までの間、マツダ スタジアムにて抽選券が配布されます。16時までに三塁側入場券窓口付近に設置された「特設ゲート」を通過した人が配布対象となります。
配布日当日は、正面ゲート前の広場に設けられた専用入口から入場します。専用入り口以外は閉鎖となり、プロムナード・メインゲートなどからは入場できません。
配布枚数は、1人1回1枚のみ。「特設ゲート」でスタッフが左手の甲にスタンプを押し、何度も並ぶことを阻止するようです。
28日12時に当選者1,200人を球団公式サイトなどで発表します。当選者は、3月1日(日)に指定された時間帯に窓口で1人5試合まで購入可能となります。
昨年からの変更点
- 配布時間:11時まで→16時まで
- 配布枚数:4万枚→20万枚
- 当選者数:2,100人→1,200人
- 販売日:3月1日、2日→1日のみ
昨年と同じ形式なら、抽選券には、〇組〇番と記載。当選した組番号ごとに、集合時間と窓口、順番が決定します。〇組10番なら、〇組の10番目に購入できるイメージです。〇組〇番は順不同に配布されるので、抽選券を受け取る順番と、当選後の購入順とは一切関係はないので、早朝から並ぶ必要はありません。
中国新聞1月23日付朝刊27面によると、2日に当選した800人が残席が少なく購入したい試合や席種を買えないことが多かったため、今年は1,200人に減らしたそうです。
抽選券の配布で思い起こされるのが、昨年のチケット大騒動です。
1か月前からの場所取り・テント村、転売目的の買い占めなどを防ぐため、抽選券の配布し、当選した人のみが購入できる仕組みを初めて導入しました。その結果、抽選券を巡り、平日の午前中にもかかわらず、5万人以上がマツダスタジアムに押し寄せ、カープロード沿いの道路に人が殺到し、大変危険な事態に陥ったため、安全面を考慮して途中で配布が打ち切られました。
下記の記事は、昨年度の当日の様子をまとめた記事です。
敷地外には、まだ多くのファン があふれており、球団に怒りの声が相次ぎました。このトラブルは、全国ニュースにも取り上げられ、話題になりました。
去年は、月曜日の午前なのに、球団の想定を大幅に超える5万人以上が押し寄せました。今年は、日曜日・祝日なので、さらに多くの人が抽選券を求めて並ぶ可能性が高そうです。
抽選券は、当日時間内に来場される方全員に配布する予定ですが、不正や、人命にかかわる危険が察知された場合は、配布を中断・中止することがございます。
広島東洋カープ公式サイト
球団の注意事項には、時間内に特設ゲートを通過しておけば、抽選券を手にすることができると記載してありますが、昨年のような大混乱になった場合は、中止になるともあります。
今年は、配布時間を7時間に拡大するなどし、混雑解消を図っているので大丈夫だと思いますが、配布終了間際の駆け込みは避け、ゆとりをもって行列に並んだほうがいいですね。
「2020年度公式戦入場券販売抽選券」についての詳細は、広島東洋カープ球団公式サイトで必ず確認してください。
抽選券配布は、マツダスタジアム窓口販売分についてです。カープのチケットは、球場窓口以外にも、各プレイガイド、JR西日本などの販売箇所でも購入可能です。一般販売については、参考記事で確認してください。
参考リンク:2019年度 公式戦入場券販売整理券の抽選についてのお知らせ 広島東洋カープ公式サイト
新型コロナウイルス拡大が懸念される中、予定通り配布と発表!
新型コロナウイルスについて、広島でも不安と影響が広がっている中、広島東洋カープ球団は、中止せずに予定通り実施することを発表。職員やスタッフは、マスクや手袋を着用。混雑時の感染リスクを考慮し、抽選券の配布場所を増やし、長時間滞留しないようにするなどの感染防止の対策を取って備えます。9時の配布開始前から行列ができていた場合は、開始時間を前倒しも検討するとのこと。
また、球場に訪れる人に、マスク着用、せきやくしゃみをする際に、ハンカチやティッシュで口や鼻を抑える「咳エチケット」の徹底、できるだけ周りの人と2メートル以上距離を空けることをお願いしています。
さらに、球団公式サイト上で、当日の混雑状況を公開することにしており、訪れる前に、確認するように呼びかけています。
抽選券の配布が行われる2月23日は、日曜日・祝日(天皇誕生日)で、仕事や学校が休みの人も多く、多数の人がマツダスタジアムに訪れることが確実です。また、当日は、米津玄師のライブがグリーンアリーナ(広島県立総合体育館)で開催、サンフレッチェ広島のホーム開幕戦(対鹿島アントラーズ戦)がエディオンスタジアム広島で開催されるなど、公共交通機関の混雑が予想されます。
新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、球団が実施する確認スタンプを不安視する声が出ています。抽選券の複数枚入手を阻止するために、手の甲にスタンプを押します。仮に感染者がいた場合、せきやくしゃみをした際に、手にウィルスが付着。スタンプを押した際に、ウイルスがスタンプに移ったら、不特定多数に広がるリスクが高くなり、ウイルスがついた手で目・鼻・口のあたりを触れて粘膜から感染します。
広島県内でもいつ患者が発生してもおかしくない状況なので、一人一人が念入りな手洗い・うがいなどの実施を心がけたほうがいいですね。なお、新型コロナウイルスに関する情報は、厚生労働省の公式サイトで確認してください。
昨年のことを考えれば、ファンにわざわざマツダスタジアムに足を運ばせる抽選券の配布を続けること自体を辞めるべきです。ファンクラブ会員数の制限(今年度は5万3,000人)を撤廃し、希望者全員がファン倶楽部に入会でき、ファン倶楽部会員番号で抽選を実施。購入時に公的な身分証明書の提示を求める方式にしたらいいのになぁと思います。
果たして、今年の抽選券配布は無事に終えることができるのでしょうか。