広島~東京間の移動に、新幹線と飛行機どちらを選びますか?
旅行やイベント・ライブ遠征、カープ・サンフレの試合観戦、出張、就職活動、帰省などの際に、どちらを利用するのか迷う人も多いでしょう。
結論から述べると、JR新幹線を利用しても、ANA・JAL飛行機を利用しても、所要時間はどちらも約4時間です。到着時刻に大きな差はありません。料金面でも早期予約割引を活用すれば互角です。
広島~東京を移動する機会が多いなら、マイレージ制度が充実している飛行機をおすすめします。たまにしか利用しないなら、乗り換え回数や広島市内へのアクセスのしやすさで判断してください。
この記事では、広島~東京間の新幹線VS飛行機の最安料金・所要時間・乗り換え回数などを比較して解説しています。
新幹線VS飛行機のメリット・デメリット比較
広島~東京間の新幹線と飛行機のメリット・デメリットをそれぞれ簡単に説明すると、
新幹線のメリット・デメリット
メリット
デメリット
- 運行本数が多く、乗り換えなしで移動できる。
- 荷物検査・保安検査がない。
- 他の公共交通機関に乗り換えやすい。
- WESTERポイント・EXポイントが貯まる。
- 乗車時間が約4時間と長い。
- 飛行機の方が最安料金。
- 駅にマイカーを長期間駐車できない。
新幹線を利用する最大のメリットは、広島~東京区間を乗り換えなしで移動できることです。飛行機と違って、面倒な荷物検査・保安検査がない点も魅力です。
移動時間は約4時間と長いですが、車内に電源コンセントがあるので、パソコンで仕事をしたり、駅弁を食べたりなど、乗車時間を有効活用できます。
運行本数が多いので、自分のスケジュールに合わせて好きな時間帯を自由に選ぶことができます。在来線や私鉄・バスなどの他の公共交通機関との接続がしやすいので、新幹線を降りてから目的地にすぐに向かえます。
また、インターネット予約・チケットレス乗車「EXサービス」を利用すると、EXポイント(東海道新幹線区間)とWESTERポイント(山陽新幹線区間)を貯めることができます。貯めたポイントで様々な特典と交換することができます。
飛行機のメリット・デメリット
メリット
デメリット
- フライト時間が約1時間30分と早く到着する。
- 早期予約割引なら新幹線よりも安い。
- 空港駐車場に長期間マイカーを駐車できる。
- ANAマイル・JALマイルが貯まる。
- 新幹線よりも便数が少ない。
- 荷物検査・保安検査の手間がある。
- 市街地から空港まで遠くて不便。
- 乗り換えが最低2回は必要。
広島~東京区間を運航している航空会社は3社あります。広島~羽田路線の「全日本空輸(ANA)」と「日本航空(JAL)」の大手航空会社に加えて、広島~成田路線の格安航空会社の「スプリング・ジャパン(JALグループのLCC)」があります。
飛行機を利用する最大のメリットは、フライト時間が1時間30分前後と、新幹線よりも短時間で移動できる点です。単純な移動時間だけなら、飛行機の方が圧倒的に早いです。
飛行機だと、保安検査・荷物検査などの手間や、空港から市街地までの乗り継ぎがありますが、長い時間ずっと新幹線の車内に座り続けるよりは飛行機の方が楽だという人も多いです。
ただし、飛行機を利用する場合、空港に到着してから、航空会社のカウンターで搭乗手続き(空港でチェックインをせずに、保安検査場へ直行できるサービスもあります)をして荷物を預けます。そして、保安検査場で身体検査や手荷物チェックを受け、搭乗ゲートで飛行機を待ちます。搭乗手続きの締切時間が決まっているので、出発時間の〇分前までには空港に到着していないといけません。
全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)のサイトで確認すると、国内線の場合、空港カウンターでの手続き(手荷物の預け入れ)が出発時刻の30分前が目安となっています。保安検査場は20分前までに通過し、搭乗口に10分前までに待機している必要があります。大型連休などの混雑時は、時間に余裕を持っておいた方が良いでしょう。最低1時間前には空港に到着しているのが安心です。
マイカー利用なら、空港駐車場に長期間駐車できる飛行機の方が便利です。
飛行機を利用した場合、ANAマイルやJALマイルを貯めることができます。ポイント制度に関しては、飛行機のマイレージの方が利便性が高いと言えます。JRよりも航空会社の方が貯めやすく、使いやすいのが強みです。
所要時間は、どちらも4時間前後で同じ
広島~東京間の所要時間を比較すると、どちらも4時間前後でほとんど差はありません。もちろん、出発地や目的地の場所によって、大きく変わります。
新幹線(広島駅~東京駅) | 飛行機(広島駅~広島空港~羽田空港~東京駅) | |
乗車・飛行時間 | 4時間弱 | 約1時間30分 |
所要時間 | 4時間弱 | 4時間弱 |
飛行機の場合、広島空港~羽田空港・成田空港までの飛行時間は、約1時間30分と短時間で移動できます。しかし、市街地から空港までの移動時間、電車やバスとの乗り継ぎの待ち時間、空港での搭乗手続き・保安検査の時間を含めると、トータルの所要時間は4時間前後となります。
新幹線の場合、広島駅~東京駅まで乗り換えなしで4時間弱です。広島~東京間における新幹線と飛行機の所要時間は互角。どちらを選んでも同じくらいの時刻に到着します。
なので、広島~東京は、新幹線と飛行機のシェア争いが激しい区間のひとつです。新幹線と飛行機どちらを利用するのか決めるのが「4時間の壁」だと言われています。新幹線の乗車時間が4時間を超えると、飛行機を選択する人が多くなります。
2022年のデータでは、JRのシェアが61.6%(JR西日本の「ファクトシート(2023年版)」より)と、新幹線が優位にあります。なお、約5時間の福岡~東京間になると、飛行機の利用者が圧倒的に多く、JRのシェアは7.4%と激減しています。
広島の交通事情として、広島市街地から空港が遠い場所にあり、直接アクセスできる鉄道もないため、遠くて不便とよく聞く不満です。どちらを選んでも所要時間は同じくらいなので、乗り継ぎ回数やポイント制度など好みの問題です。
乗り換えなしの新幹線に対して、飛行機は最低2回は必要
乗り換え回数で比較すると、広島~東京間を新幹線1本で移動できるJRのほうが圧倒的に便利です。
広島空港は広島市街地から遠く、直接アクセスできる鉄道がないため、公共交通機関を利用すると最低2回は乗り継ぎが必要です。
新幹線 | 飛行機 | |
乗り換え回数 | なし | 最低2回以上 |
新幹線だと、乗車時間は4時間弱と長いのですが、乗り換えがないため、移動の負担は少ないです。また、乗り換えを調べる手間も必要ありません。飛行機だと、乗車時間は約1時間30分と短いですが、公共交通機関を利用すると最低2回以上は乗り換えが必要。うまく乗り継ぎができないと、待ち時間のロスが発生します。
飛行機の移動経路は、広島駅・広島バスセンター(広島市中心部の原爆ドーム付近)~広島空港~成田・羽田空港~東京都心です。乗り継ぎの回数が多くなるため、大きなトランクケースや旅行かばんを持って移動する負担が増します。
車で行くなら長期間駐車できる広島空港が便利
自宅の場所によっては、公共交通機関を利用するよりも自分でマイカーを運転して向かった方が早くて楽な人も多いかと思います。
24時間毎の最大 | ||
広島駅(タイムズ広島駅屋上駐車場) | 1,400円 | 「パーク&ライド優待料金」で300円引き。連続駐車は最大48時間まで。 |
広島空港 | 1,000円または1,300円(多客期) | 1か月5,000円(税込)の定期券あり。事前に予約可能。 |
広島駅では新幹線を利用すれば、駐車料金が無料になるサービスは廃止されています。新幹線EXご利用票で300円引きになる「パーク&ライド優待料金」の割引サービスがあるだけです。
広島駅に駐車する場合は、「タイムズ広島駅屋上駐車場(駐車後24時間:最大料金1,400円)」と「タイムズ広島駅地上駐車(22時~8時:最大料金800円)」では、駐車料金が異なっている点に注意してください。地上駐車場に1日停めると1万円以上かかるので、間違えないようにしましょう。
なお、タイムズの駐車場は、連続駐車は最大48時間までです。詳細は、タイムズのサイトで確認してください。
広島空港の駐車場なら、1日1,000円(税込)です。金土日・祝日などの多客期だと1,300円(税込)となります。また、1か月5,000円(税込)の定期券も販売しているので、長期間の旅行や出張でも駐車料金を抑えることができます。
自宅から自家用車でアクセスしたいなら、飛行機を利用した方が断然お得です。
移動回数が多いなら、飛行機のマイレージが圧倒的にお得
新幹線の場合、インターネット予約・チケットレス乗車「EXサービス(エクスプレス予約・スマートEX)」を使えば、EXポイントとWESTERポイントが貯まります。駅のみどりの窓口で購入してもポイントは貯まりません。
貯めたEXポイント・WESTERポイントは、切符の購入に使えたり、JRセットプラン(往復の新幹線+ホテル宿泊プラン)やJRグループのレンタカー・高速バス、商業施設でも使えます。
飛行機を利用した場合、ANAならANAマイル、JALならJALマイルが貯まります。スプリング・ジャパンでは、JALマイルは貯まりません。こちらも、航空券と交換できたり、往復の航空券+宿泊セットプラン、街のANA・JALマイル加盟店でマイルでお買い物ができます。
片道 | 片道 | |
新幹線 | EXポイント:83ポイント WESTERポイント:104ポイント | 新大阪~広島:5,470ポイント |
飛行機 | 414マイル | ローシーズン:6,000マイル レギュラーシーズン:7,500マイル ハイシーズン:9,000マイル |
新幹線のぞみ号指定席を利用した場合、JR西日本・山陽新幹線(広島~新大阪)区間で、WESTERポイントを片道104ポイント。JR東海・東海道新幹線(新大阪~東京)区間で、EXポイントを片道83ポイント獲得できます。
JR西日本のWESTERポイントは、「WESTERポイント特典きっぷ」に交換することができ、新大阪~広島区間だと片道5,470ポイント必要です。EXポイントは、新幹線切符と交換できません。EX旅パック(往復新幹線+宿泊)などでしか使えません。
片道104ポイントなので、新幹線に53回乗車すれば、特典切符と交換できます。そんなに乗車しなくても、JR西日本公式クレジットカード「J-WESTカード(エクスプレス)」で決済すれば、ポイント2倍特典があるので27回で済みます。
一方、飛行機の場合、ANA・JALともに、片道414マイルが貯まります。広島~羽田区間の特典航空券に必要なマイルは片道7,500マイルです。JALはANAと違って、ハイシーズン・ローシーズンの区別はありません。
片道414マイルなので、飛行機を19回利用すれば、特典航空券と交換できるまでマイルが積算されます。
単純に利用回数だけで比較すれば、飛行機の方が少ない回数で特典と交換できるので、飛行機のマイレージの方がお得です。また、ポイントの貯めやすさに関しても、JRよりも航空会社の方が幅広い手段・場所で貯めることができます。
特典交換までハードルが高いと言えますが、公式クレジットカードを活用すれば、街中やネットのお店でもポイント・マイルを貯めることができます。新幹線なら「J-WESTカード」、飛行機なら「ANAカード」「JALカード」がおすすめです。
日々のお支払いをクレジットカードにまとめることで、新幹線や飛行機にまったく乗らなくてもポイント・マイルを獲得できちゃいます。
始発・最終便で比較:到着時刻に差はない
新幹線と飛行機を始発と最終便の時間で比較すると、以下の通りです。移動経路・所要時間・乗換回数は、乗換案内サイト「Yahoo!乗換案内」で検索しています。
検索日時・条件によって、検索結果が異なるので、必ず乗換案内サイトで確認してください。
始発:どちらも10時前に到着できる
始発の検索結果です。検索条件は、出発・到着は「広島駅~東京駅」で、日時は「2024年9月2日(月)始発」です。
新幹線(JR) | 飛行機(ANA・JAL) | |
広島駅⇒東京駅 | 6時00分発⇒9時57分着 所要時間:3時間57分 乗換回数:0回 | 6時5分発⇒9時58分着 所要時間:3時間53分 乗換回数:3回 |
東京駅⇒広島駅 | 6時00分発⇒9時49分 着所要時間:3時間49分 乗換回数:0回 | 5時38分発⇒9時30分着 所要時間:3時間52分 乗換回数:3回 |
広島駅⇒東京駅の新幹線の始発は「6時00分発」に対して、飛行機の始発(ANA便とJAL便)は「7時35分発⇒9時00分着」です。羽田空港から東京都心への移動時間も含めると、同時刻に到着します。始発で行くと、10時前に到着するので、午前中から観光や出張先をまわることができます。
東京駅⇒広島駅の新幹線の最終便は「6時00分発」に対して、飛行機の始発(JAL便)は「7時05分発⇒8時25分着」で、ANA便は「7時15分発⇒8時35分着」です。広島空港から広島駅へのリムジンバスの移動時間を含めても、少しだけ早く飛行機の方が広島駅に到着します。と言っても、約20分の違いしかありません。
最終便:新幹線の方が1時間遅く滞在できる
最終便の検索結果です。検索条件は、出発・到着に「広島駅・東京駅」で、日時に「2024年9月2日(月)終発」です。
新幹線(JR) | 飛行機(ANA・JAL) | |
広島駅⇒東京駅 | 20時02分発⇒23時45分着 所要時間:3時間43分 乗換回数:0回 | 19時00分発⇒23時12分着 所要時間:4時間12分 乗換回数:3回 |
東京駅⇒広島駅 | 20時00分発⇒23時54分 着所要時間:3時間54分 乗換回数:0回 | 18時35分発⇒22時10分着 所要時間:3時間35分 乗換回数:3回 |
広島⇒東京の新幹線の最終便は「20時02分発」に対して、飛行機の最終便(ANA)は「20時45分発⇒22時15分着」です。最終便の出発時刻自体は、飛行機の方が遅いのですが、広島市街地から広島空港までリムジンバスで約50分かかります。最終便に間に合うためには、広島駅19時00分発のリムジンバスに乗車しなければなりません。
そのため、新幹線の方が遅くまで滞在することができます。駅ビルや駅周辺の飲食店でゆっくりとお好み焼きを食べたり、会食に参加できるのは、新幹線です。
東京⇒広島の新幹線の最終便は「20時00分発」に対して、飛行機の最終便(JAL)は「19時50分発⇒21時10分着」です。こちらも新幹線の方が遅くまで東京都心に残ることができます。ただ、在来線の最終便ギリギリに広島駅に到着するので、急いで在来線に乗り換えなければなりません。
この比較は、あくまでも広島駅~東京駅間です。出発地・目的地の場所によって移動時間の差は出ます。例えば、東京ディズニーランド・ディズニーシーが目的地の場合、飛行機の方が早く到着し遅くまで滞在することができます。
また、広島空港に近い広島県東部エリアだと、飛行機の方が新幹線よりもアクセスしやすいです。広島到着後、すぐに宮島観光に行く場合は、広島空港よりも山口錦帯橋空港の利用をおすすめします。
料金面で比較:新幹線よりも飛行機が安い
所要時間に関しては、それほど差がありません。気になるのが料金面です。
当日購入なら新幹線の方がお得ですが、予約するタイミングによっては飛行機の方が安いことも多いです。ただし、市街地から空港までの交通費を合わせると、新幹線と同じくらいです。
格安航空会社(LCC)の「スプリング・ジャパン(https://jp.ch.com/)」を含めると、飛行機の方が安く移動できます。
新幹線・飛行機ともに、早く購入すればするほど割引率が高くなる早割制度があります。通常料金よりもお得になるので、交通費を少しでも節約したいなら、早めに予約するのが賢明です。
例えば、2024年11月1日(金)の料金で比較すると、以下の結果になります。閑散期・繁忙期、予約日によって、料金は変動するので、あくまでもひとつの参考として見てください。
JR新幹線 | ANA・JAL飛行機 | LCC飛行機 | |
片道料金(税込) | EX早得21ワイド:1万5,000円 | ANA SUPER VALUE 75:1万1,480円 JALスペシャルセイバー:1万1,480円 ※往復割引で1万920円 | 5,680円? ※記事作成時点で販売していないため。 |
早く予約すれば、JR新幹線よりもANA・JAL飛行機の方がお得です。
新幹線の最安料金は「EX早得21ワイド」の1万5,000円
新幹線を利用する場合、インターネット予約・チケットレス乗車サービス「エクスプレス予約」または「スマートEX」の割引切符「EX早得21ワイド」を利用すれば、片道1万5,000円(税込)と、のぞみ指定席の通常運賃(通常期)の1万9,760円(税込)より4,760円も安くなります。
早割切符はインターネット予約限定で、駅のみどりの窓口では販売していません。会員登録すれば、誰でも購入できるので、新幹線を年1回でも利用する機会があるなら、「エクスプレス予約」または「スマートEX」に登録するのがお得です。
EX早得21ワイドは、乗車日21日前までの予約が条件の代わりに、値引き額が大きく、最もお得な切符です。前もって予定が確定している場合は、積極的に活用しましょう。
LCCを選べば1万円未満。ANA・JALでも早期予約で1万円台
広島~東京間の料金は、新幹線よりも飛行機の方が圧倒的に安いです。格安航空会社(LCC)の「スプリング・ジャパン(JALの連結子会社)」を利用すれば、片道5,680円(税込)~と、高速バスよりも安いです。市街地から空港までの交通費を含めても1万円未満で移動できます。
交通費を節約したいなら、高速バス・夜行バスが常識でしたが、今はLCCの時代ですね。
ただし、LCCは料金が安い分、サービスが簡素、天候不良や機材トラブルによる遅延・欠航時の補償がないなどのデメリットがあります。1日2便1往復で昼の時間帯しか運航していないので、ビジネス目的では利用しづらいと言えます。時間に余裕があって、交通費を節約を重視するなら、高速バス・夜行バスよりもおすすめの移動手段です。
一方で、大手航空会社は高いイメージがありますが、ANA便・JAL便でも、早期予約で値引き額が大きい割引運賃を利用すれば、1万台まで抑えることができます。
ANAの場合、「ANA SUPER VALUE(75日・55日・45日・28日・21日前までの予約)」がお得。JALの場合、「スペシャルセイバー(28日前までの予約)」を利用すれば、搭乗日間近に購入するよりも格段に安くなります。
シーズンによって料金は変動しますが、「ANA SUPER VALUE 75」や「スペシャルセイバー」なら、片道運賃が約1万1,000円で購入することも可能です。行き帰りも利用するなら、往復割引が適用されて、さらに安くなります。
あらかじめ、旅行やイベント、結婚式、法事、帰省などで前もって予定が決まっている場合、早めに購入しておくのがベストです。予約が早いほど、運賃がお得になる割引制度を積極的に活用しましょう。年末年始、ゴールデンウイーク、お盆など繁忙期でも、少しでもお得に購入できます。
格安航空会社も含めた搭乗日の最安料金を探したいなら、航空券予約サイト「エアトリ(東証プライム上場企業が運営)」がおすすめです。それぞれのサイトをチェックしなくても、搭乗日を指定するだけで、一括比較検索ができて便利です。
宿泊するなら、「交通+ホテルパック」がおすすめ。別々に手配するよりもお得
早割でもかなり安いですが、現地に宿泊するなら、「往復の新幹線切符+宿泊付きプラン」や「往復の航空券+宿泊付きプラン」のホテルパックがおすすめです。
往復の新幹線または飛行機のチケットとホテル・旅館などの宿泊施設をまとめて同時に予約できるので、それぞれを個別に手配するよりも便利で楽です。
セットプランなら個別に手配するよりも安い場合が多く、行きと帰りの空港が違っても、日ごとに宿泊施設が異なっても大丈夫だったりと、柔軟にスケジュールを組むことも可能なので、家族・グループ旅行でも最初に検討したいプランです。
新幹線・飛行機と宿泊施設を同時予約できる交通+宿泊プランは、色々な旅行代理店が取り扱っており、高級旅館・ホテルからビジネスホテル、大人気のディズニーホテルまで様々な価格帯の宿泊施設から予算に応じて自由に選ぶことができます。また、出発日の前日まで予約可能なので、利便性も高いのが特徴です。
インターネット旅行予約サイトの「楽天トラベルの楽パック」や「じゃらんnetのじゃらんパック」で予約できます。ANAマイル・JALマイルに加えて、楽天スーパーポイントやリクルートポイントもダブルで貯まり、ポイント〇倍キャンペーンや割引クーポンを利用すれば、さらにお得になります。
ただし、楽天トラベルやじゃらんnetは、大手航空会社しか対応していません。国内すべての格安航空会社も含めた最安値プランを探したいなら、「エアトリ(東証プライム上場企業が運営)」がおすすめです。
出発日間近なら、航空券と宿泊セットプランの方が安いことが多いです。早期割引運賃やキャンペーンによっては、別々に予約した方が安い場合もあります。手間はかかりますが、セット予約と別々で予約を比較して選ぶと確実です。
そんな面倒なことしたくない人は、往復航空券+宿泊セットプランで検索がおすすめです。ただし、「楽天トラベルの楽パック」や「じゃらんnetのじゃらんパック」は、ANAとJAL便しか対応していません。
格安航空会社も含めた最安値を探したいなら、「エアトリ(東証プライム上場企業が運営)」と使い分けてください。
まとめ
広島駅を出発・到着地点にした場合、新幹線と飛行機どちらを利用しても所要時間に差はほとんどありません。単純な移動時間は、約1時間30分で移動できる飛行機の方が圧倒的に早いです。しかし、搭乗手続きや乗り継ぎの時間、市街地から空港までの移動時間を含めると、新幹線と同じくらいに到着します。
乗り換えなしで移動できる新幹線に対して、飛行機だと、最低2回は他の公共交通機関に乗り換える必要があります。乗車時間は約4時間と長いのですが、乗り換えなし、荷物検査・保安検査の手間を考えると、新幹線の方が負担が少ないと言えます。
当日購入ならJR新幹線よりもANA・JAL飛行機の方が2万円ぐらい割高です。ですが、早期購入割引を活用すれば、新幹線よりも安く移動できます。交通費を少しでも節約したいなら、LCCのスプリング・ジャパンを利用する選択肢もあります。
新幹線と飛行機どちらとも、早く予約すれば料金が安くなる割引制度があります。前もって予定が決まっている場合は、交通費を大幅に抑えることができるので、できる限り早く予約すると良いでしょう。
日帰りではなく、現地に宿泊するなら、移動手段と宿泊施設をそれぞれ予約するよりも、往復の新幹線・飛行機と宿泊がセットになったプランを申し込んだ方が便利でお得です。
なお、広島~東京区間における新幹線・飛行機について、より詳しい情報が知りたい方は、参考記事で確認してください。