【９月３日更新】山陽線（瀬野～白市）と呉線（坂～呉）は、９月９日に運転再開！

出典：2018年7月定例社長会見 :「平成30年7月豪雨」に伴う長期間の運転見合わせ、最近の営業・輸送概況、大阪北部地震を受けての対策、京阪神エリアの斜面防災対策、福知山線列車事故現場の整備：JR西日本

９月３日時点の情報です。

西日本各地を襲った平成30年７月豪雨により、広島県内のJR在来線の線路・施設なども甚大な被害をうけ、長期間にわたって運転見合わせ区間が出るなど、通勤・通学に深刻な影響が出ています。

JR西日本は、7月11日発表のニュースリリースで、山陽本線・呉線・芸備線の被害の大きい区間で、運転見合わせが長期間におよぶ見通しであることを発表しました。

7月18日発表のニュースリリースで、最新の進捗状況と再開見込みのおおよその日程を明らかにしています。

7月31日発表のニュースリリースで、運転再開予定日や部分運転の見込みを発表しました。

JR西日本の懸命な復旧作業により、運転再開見込みが繰り上げられています。

JR西日本が「山陽線・呉線・芸備線・福塩線」の復旧時期の見通しを公表。運転再開見込みが当初よりも早くなることが判明

「変電所水没」「橋桁流出」「土砂流入」「盛土流出」「斜面崩壊」など、甚大かつ広範囲にわたる被害が出たため、運転見合わせ区間が１か月以上の長期間に及んでいます。

７月１８日のニュースリリースによると、JR西日本が把握している主な被災箇所数は、279か所と広範囲に及んでいます。

• 山陽線：63か所
• 芸備線：26か所
• 福塩線：5か所
• 呉線：37か所

山陽線の三原駅～海田市駅間は、１日約５万人が利用しており、JR西日本も最優先で復旧しているのですが、広範囲にわたって被災しているため、復旧には時間が必要です。

7月8日15時ぐらいの瀬野駅の様子です。駅構内まで土砂が流入して堆積して、線路が完全に埋まった状態でした。

安芸中野駅から先の区間（岡山方面）で、大規模な土砂流入や流木で線路が埋まったり、盛り土の流出、電気設備の水没などが発生しており、山陽線だけでも63箇所も被害を受けているようです。

瀬野駅の少し先の踏切の様子です。近くの川が氾濫し、土砂が流入し線路が完全に埋まっています。7月8日15時の時点で、まだ水が引いてませんでした。

各区間の運転再開に向けて、JR関係者の人たちが懸命に復旧作業をしています。

９月３日時点の復旧状況、運転再開見通し

９月３日時点で、以下の区間が運転見合わせのままです。

現在、以下の不通区間で、代行バスの運行がされています。また、また、在来線の不通にともなう特例措置として、三原駅～広島駅において、新幹線による代替輸送が実施されています。西条駅～新幹線の東広島駅間で、連絡バスが運行しています。

運転再開した区間、代行バス・連絡バスの時刻表はJR西日本のサイトで確認することができます。

中国エリア　運行情報：JR西日本列車運行情報

すでに運行が再開している区間でも、通常よりも列車の本数が減っている点に注意が必要です。乗換案内サイト・アプリでは、復旧ダイヤが反映されていないため、必ずJR西日本のサイトで確認してください。

JR西日本 列車運行情報アプリ

West Japan Railway Company無料posted withアプリーチ

JR西日本を利用する人は、列車の運行情報がわかるスマートフォンの公式アプリがおすすめです。登録した路線に遅れが生じた場合などに、プッシュ通知してくれるから便利です。

おはようございます。大変お待たせしました！本日より、広島・山口エリアでも、列車運行情報をTwitterでお伝えいたします。西日本豪雨による運転見合わせ区間については、１日でも早く復旧できるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

— JR西日本列車運行情報（広島・山口エリア）【公式】 (@jrwest_HiroYama) 2018年8月31日

また、Twitterでも、９月１日（土）より、列車の遅れなどの運行に関わる情報を確認することができるようになりました。

最新の運行状況、代替輸送の利用法、復旧見通しなどは、JR西日本のサイトで確認してください。

参考リンク：「西日本豪雨（平成30年7月豪雨）」に伴う運転計画・復旧状況について