進学・就職などの新生活に向けて、ツイートを整理してつぶやきなしの状態でTwitterを心機一転やり直したい場合や、就活・転職時のSNSの裏アカ調査対策として、過去のツイートを全消し(一括削除)したいという人も多いのではないでしょうか。
Twitterには、複数投稿を削除する機能はないため、過去のツイートを1つずつ削除するしかありません。そのため、莫大な時間と手間がかかるため、効率よく削除できる外部ツールを活用することがおすすめです。
この記事では、ツイ消し(一括削除)する方法を解説しています。
過去のツイートを複数削除や全消しできる?
投稿したツイートは、いつでも自由にブラウザ・アプリから削除することができます。しかし、全ツイートを一括削除する機能や初期化機能はありません。そのため、ブラウザ・アプリ版どちらも1つずつ個別で削除していく方法しかありません。
ツイートを削除する方法は、以下の通りです。
- プロフィールページのツイート欄から削除したい過去のツイートを探す。
- 削除したいツイートの右上にあるナビゲーションバー「…(もっと見る)」アイコンを押す
- 削除ボタンを押してツイートを削除する。
削除したツイートは、自分のアカウントやフォローされているアカウントのタイムライン、Twitter上の検索結果からも表示されなくなります。ただし、サードパーティー上のウェブサイトや検索エンジンでキャッシュが表示され、ウェブ上の検索結果に反映されるまで多少のタイムラグが生じる場合もあります。
また、他人にツイート画面をスクリーンショット保存や魚拓されている場合、ツイ消ししても無駄です。気軽につぶやけるツールですが、暴言・誹謗中傷などの問題発言は、炎上、裁判沙汰になりかねないので、不特定多数に見られていることを意識して運用した方が身のためです。
特定のツイートを数件消す程度であれば、1つずつコツコツ手動で削除していく方法でも問題ありません。消したいツイートが数千・数万ある場合に、この作業をやるのは時間と労力の無駄です。莫大な時間を浪費すれば全部消すことも可能ですが、現実的ではありません。
過去のツイートを一括削除したいなら、アカウントを閉鎖するが最も簡単な方法です。その後、別のアカウントで最初からやり直すのが負担も少ないです。
ただし、同じユーザー名やフォロー・フォロワーの数をそのまま残して使い続けたい場合には、全部リセットされるのでおすすめできません。
同じユーザー名で続けたいなら、アカウントの入れ替えが最も簡単
同じユーザー名(例@123)で続けたいだけなら解決策があります。新旧アカウントを2つ用意してユーザー名を入れ替えれば少しの手間で同じユーザー名を残せます。
同じユーザー名(例@111)でTwitterアカウントを再登録したい場合、新アカウントで暫定的なユーザー名(例@aaa)を設定し、今のアカウントのユーザー名(@111→@abc)を変更します。新アカウントでユーザー名(@aaa→@111)を入れ替えます。
アカウントのユーザー名を変更する方法は以下の通りです。
- ナビゲーションバーの「もっと見る」 ボタンを押します。
- 「設定とサポート」の「設定とプライバシー」 を押します。
- 「アカウント」の「アカウント情報」を押します。
- 本人確認のためのパスワード入力画面が表示されます。
- ユーザー名を変更し、保存ボタンを押します。
この方法なら同じユーザー名でTwitterを利用することができます。ただし、同じメールアドレスで複数のアカウントを作成することができないので、別のメールアドレスを用意する必要があります。
また、アカウント削除日から30日を経過しないと、メールアドレスや電話番号を別のアカウントで使用することができません。なので、必ずアカウントを削除する前に、設定画面でメールアドレス変更や電話番号を変更・削除しておきましょう。
この方法では、同じユーザー名でTwitterを再開することができますが、アカウントが違うので、旧アカウントのフォロー・フォロワー数、ダイレクトメッセージ(DM)は、新アカウントには引き継がれません。
また、プロフィール画面に表示される「〇年〇月からTwitterを利用しています」の年数も引き継がれません。登録した年月からスタートとなります。
上記のデメリットに問題ないなら、旧アカウントを捨て新アカウントで最初から作り直すのが一番簡単で手っ取り早いです。Twitterもヘルプページでこの方法を推奨しています。
まとめて削除できる外部ツールのサービス終了が相次ぐ
フォロー・フォロワー数をそのまま残して、過去の投稿だけツイ消したい人もいるかと思います。Twitterのサービスとして、一括削除や指定した期間のツイートだけ削除する機能はないので、外部ツールを使う必要があります。
外部ツールには、一括削除機能、期間などの条件指定で削除できる便利な機能を搭載したものまで、色々なツールがあります。Googleで「Twitter」「一括削除」のキーワードで検索すると、外部ツールを解説したサイトやブログが検索上位に表示されます。
- 黒歴史クリーナー:サービス終了
- TweetDelete:無料・有料、日本語対応
- TweetDeleter:無料・有料、日本語対応
- ツイートの一括削除ツール!:サービス停止中
などの、国内・海外の技術者が開発した外部ツールが有名です。
ですが、2023年2月2日に、Twitterがこれまで無料公開していたAPIをスパムを減らし品質を向上させる目的で有料化することを発表しました。その影響で、サービス終了または有料化に踏み切る外部ツール・アプリが相次いでいます。
APIを簡単に説明すると、Twitterのデータにアクセスして利用することができるサービスです。このおかげで、様々なTwitterの便利ツールが提供されています。
無料だったので、個人・小規模事業者でも自由に開発できたのですが、有料だとサービスの維持が厳しいと、最近のTwitterの仕様変更で今後も使えるのか不透明な状況となっています。
「黒歴史クリーナー」はサービス終了。サイト自体もなくなっています。「ツイートの一括削除ツール!」は、サービス停止中です。
「TweetDelete」「TweetDeleter」は継続中。海外サービスですが、日本語にも対応しています。無料プランもありますが、大量の過去ツイートやいいねを無制限で削除したい場合は、最上位の有料プランの契約が必須です。
画像や動画などのメディアを含んだツイート、日付を指定しての削除も可能。ツイートを自動的に削除してツイート数を保持してくれる自動削除機能などの便利な機能もあります。
無料の範囲では消せる件数が少なすぎて使い勝手が悪いので、一括削除するには有料しかありません。
ツイ消し後はアプリ連携を解除するべし
上記の外部ツールは、Twitterアカウントとのアプリ連携を利用して行います。そのため、アプリ連携のアクセス権を解除しない限り、自分のアカウントと繋がったままの状態となります。
利用者の多い、運営年数も長い有名なツールなので、安全性は高いと言えますが、運営方針が当然変わるかもしれません。また、ツールがハッキングされてしまった場合に、アカウントを乗っ取られて個人情報が流出してしまう可能性もあります。
心配な人は使い終わったら、アプリ連携を解除して、セキュリティを高めておきましょう。
- ナビゲーションバーの「もっと見る」 ボタンを押します。
- 「設定とサポート」の「設定とプライバシー」 を押します。
- 「セキュリティとアカウントアクセス」の「アプリとセッション」を押します。
- 「連携しているアプリ」を押すと、連携しているアプリの一覧が表示されます。
- アプリの許可を取り消すを押すとアプリの連携を解除できます。
Twitterのサービスとして、複数ツイートを一括削除できる機能はありません。面倒ですが、1件1件個別に削除していく方法しかないです。
外部ツールを利用すれば、大量のツイ消しも簡単にできますが、有料プランに加入する必要があります。拘りがなければ、アカウントを再登録するのが一番簡単でお金もかかりません。
同じユーザー名で続けたいだけなら、新旧アカウントを2つ用意してユーザー名を入れ替えるのが最も手っ取り早いです。
Twitterの仕様変更で、便利な外部ツール・アプリが軒並み消滅しているので、今使えるサービスも今後どうなるのか分かりません。Twitterの運営次第な状況なので、稼働しているうちに利用しちゃいましょう。