スポーツ専門の動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」は、東京ヤクルトスワローズの公式戦主催試合を全試合放映することを発表。これにより、2020年シーズンは、広島東洋カープを除くセ・パ11球団の主催試合が配信されることになりました。
DAZN ヤクルト公式戦配信復活。2020年シーズンは、カープを除くセ・パ11球団が視聴可能に!
DAZN(ダゾーン)は、2016年のサービス開始時には、横浜DeNAベイスターズ、広島東洋カープの2球団の公式戦配信からスタート。2018年には、読売ジャイアンツを除くセ・パ11球団。2019年には読売ジャイアンツが加わった一方で、東京ヤクルトスワローズと広島東洋カープが離脱。2020年は、ヤクルトの放映権の獲得で、セ・パ11球団の主催試合を配信することになりました。
DAZNでのヤクルト主催試合の配信は2年ぶり。2019年は、FOD(フジテレビオンデマンド)独占配信でした。FODでの2020年シーズンの配信はありません。
ヤクルトがDAZNに再加入したことで、カープを除くセ・パ11球団の主催試合が、DAZNに入会することで、パソコン・スマートフォン・タブレットなどからライブ視聴可能になりました。一方で、今年もカープの放映権を獲得できなかったようです。
加入者獲得において、プロ野球は非常に重要なコンテンツと位置づけているので、カープとも引き続き交渉を行う意欲を見せています。
私たちは常に全球団の試合を配信できるよう努めており、今回一つ前進できたことを非常に嬉しく思います。
野球ファンに吉報!2020シーズン 東京ヤクルトスワローズ 公式戦主催試合の全試合配信決定 2月22日(土)以降のオープン戦もライブ配信でお届け! | DAZN Media Centre
「J SPORTS」が、2020年放送・配信スケジュールを発表しており、DAZNでのカープ主催試合の配信は今年もない模様と思われます。広島県外のカープファンがカープの主催試合を視聴するには、月額3,685円(税抜)の「スカパー プロ野球セット」に加入するのが一番おすすめです。
DAZNに加入している他球団のファンにとっては、カープが足並みを揃えないため、カープとのビジター戦が視聴できないのは、気の毒としか言いようがありません。恨み節が聞こえてきますね。
カープは親会社がない分、地元企業との結びつきが強く、万年Bクラスの苦難の時代を地元放送局ともに乗り越えてきたわけで、その関係をむげにできない事情もあります。
地元テレビ局(NHK広島放送局・中国放送・テレビ広島・広島ホームテレビ・テレビ新広島)にとっても、カープの試合中継はキラーコンテンツ。
2019年視聴率によると、平均28.2%(地上波のみ)。3月29日の巨人との開幕戦で最高40.8%を記録しています。※数字は、広島東洋カープ球団サイト内の「マツダ スタジアムにおける宣伝効果」より。
広島県内では、J SPORTS独占放送の数試合を除いて、地上波でほとんどのホームゲームが中継されるので、DAZNに加入しなくても特に不便はありません。ですが、他県のカープファン、他球団ファンからすれば、DAZNで配信して欲しいのは当然です。
来年度には、カープの試合も視聴できることを期待したいですね。
DAZNでは、試合中継だけでなく、選手の独占インタビューなどのオリジナルコンテンツにも力を入れており、今キャンプでは、DAZN解説陣が独自視点でキャンプ取材を行った情報を発信する「12球団キャンプキャラバン」を配信しています。
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