dポイントを利用して投資体験ができる「ポイント投資」が、2018年5月16日から開始して、1ヵ月が経ちました。
1ヵ月の運用結果を発表します。
dポイントで投資体験ができる「ポイント投資」開始。貯めたポイントを100ポイント単位で運用可能
まず、ポイント投資とは、ドコモのdポイントを活用した投資体験サービスです。dポイントクラブ会員の方なら誰でも利用でき、運用するポイント数と運用コースを選択するだけで、すぐに開始できます。運用ポイントは、投資信託の基準価額に連動し日々増減します。
100ポイントから交換でき、1ポイント単位で原則365日24時間いつでも引き出せ、dポイントとして利用できます。投資初心者向けに、スマートフォンでの資産運用を体験してもらうサービスです。
対象 | dポイントクラブ会員 |
運用コース | アクティブコースとバランスコース |
ポイント増減の連動対象 | お金のデザイン社が設定する投資信託の基準価額 |
手数料 | 無料 |
利用可能ポイント | 通常ポイントのみ(期間・用途限定ポイントは不可) |
利用可能単位 | 100ポイント以上100ポイント単位 |
引き出し | 1ポイント以上1ポイント単位 |
「dポイント投資」のやり方は、ドコモのdポイントクラブのアプリまたはウェブサイトから、ポイント投資サービスのサイトにアクセスしてます。自分のリスク選好に合わせて、「アクティブコース」または「バランスコース」の2つのコースから選択し、dポイントを運用ポイントに交換することで、始めることができます。
本物の証券投資ではないので、証券口座開設のための本人確認やマイナンバーの登録などの手続きが不要で、手軽に投資体験ができます。
運用ポイントは、株式会社「お金のデザイン」の投資信託の基準価額と連動して日々増減します。1日1回17時頃に更新されますが、土日祝は増減しません。
運用成績によっては、ポイントが減少しますが、減った分をドコモが補填することはありません。
「アクティブコース」は、債券よりも株式に大きく比重を置き、高いリターンを目指すコースで、「グロース」と「インカム」が80対20の資産配分となっています。「バランスコース」は、株式よりも債券にやや比重を置き、安定したリターンを目指すコースで、「グロース」と「インカム」が45対55の資産配分となっています。
「グロース」の運用成績は、「THEOグロース・AIファンド(世界の株式中心)」の基準価額に連動し、「インカム」の運用成績は、「THEOインカム・AIファンド(世界の債権中心)」の基準価額に連動します。
アクティブコースとバランスコースのコースの切り替えはいつでも可能ですが、両方を選択することはできません。コース変更したら、すべての運用ポイントで反映されるため、1,000ポイントをアクティブコースで1,000ポイントをバランスコースで運用することはできません。
サイト内で、運用成績(損益グラフ)をチェックすることができ、2つのコースの損益率を把握でき、だいたい+11%~-5%の範囲になっています。
ドコモ報道発表資料によると、サービス開始から3週間で10万人を突破したとのこと。6月7日の時点で、総運用ポイント数は約2億2,000万ポイント、1人あたりの平均ポイント運用残高は約2,200ポイントになったそうです。
アクティブコースとバランスコースの選択比率は、アクティブコースが87%で、バランスコースが13%です。
報道発表資料 : dポイントによるポイント投資サービスおよびロボアドバイザーによる資産運用サービス「THEO+ docomo」の提供を開始 | お知らせ | NTTドコモ
お金ではなく、ポイントを運用するので、始める時の敷居が低いのが評判が良い理由なわけです。
「dポイント投資」を1ヵ月体験した感想と運用実績を公開
dポイントを増やそうと思って、5月16日の初日からポイント投資を始めました。
「dポイントクラブ」会員で、「dアカウント」を持っていれば、本人確認などの面倒な手続きが不要なので、すぐに始めることができます。口座開設や本人確認書類の提出がないため、手軽に開始できます。
4,200ポイントを運用して、6月24日の時点で、4,178ポイント。-22ポイントの損失です。
投資開始日によって、投資結果は異なります。あくまで参考としてご覧ください。
運用ポイントは、毎日17時頃に増減分が表示(土休日は変動なし)されます。毎日どのくらい増減するのか気になって、チェックしていましたが、プラスの時に交換していればと…。
攻略法として、損益グラフの0%付近かマイナスの時に、運用ポイントに交換したほうが、増加を期待できるのではないでしょうか。やはり、本物の証券投資と同様に、投資額が大きくないとうまみが少ないですね。投資額が少ないとチマチマしか増減しません。
dポイント投資の最大のメリットは、有効期限を延長できること
一番のメリットは、dポイントの有効期限が延長されることです。運用中のポイントは有効期限がなくなり、取り出したdポイントは48か月(4年間)の有効期限が再設定されます。
つまり、dポイント投資にdポイントを預け入れると,有効期限の延長が可能になるわけです。貯めたdポイントの失効しそうな時に役立ちます。
ただし、dポイント(期間・用途限定)は交換できないため,通常ポイントしか有効期限延長の裏技は使えません。期間・用途限定ポイントも利用できたら、最高だったんですが…。
現在、マイナスなので、もう少し運用を継続してみたいと思います。下がったら、追加しようか考え中。
貯めたdポイントを投資に回して、資産運用を体験してみてはどうでしょう。現金の投資運用は怖いって人でも、気軽に始めることができます。
毎月定期預金を積み立てても,利息はほとんど付きません。資産運用に興味が出てきたら、本当に現金を運用する「THEO+ docomo」を始めてみるのもいいかもしれません。ドコモユーザーなら、月末の運用残高1万円につき1.5ポイントのdポイントが付与されてお得です。