自分はスマホとガラケーの2台持ちです。通話メインのサブ携帯としてガラケーを使っており、電波停止年まで持ち続けようかと思っていたですが、ガラケーの電池も限界寸前なので、スマホに機種変更することにしました。
この記事は、ドコモのFOMA回線の二つ折りケータイ（ガラケー）をドコモオンラインショップで契約変更・機種変更しようとしたら、困った話とその代わりの方法を解説しています。
結論から述べると、ガラケーでもドコモオンラインショップで契約変更・機種変更しようと思えばできますが、パケット通信料が高額になるため、ドコモショップ店頭で申し込む方法を推奨します。また、店舗まで行くのがめんどくさい人は、「ドコモ 電話でらくらく購入窓口」がおすすめ。こちらは、自宅にいながら電話1本で手続きが行えて楽です。
ガラケーはいつまで使える？ FOMA（3G）回線終了はもうすぐ！
NTTドコモのモバイル社会研究所が2023年4月10日に発表した携帯電話の所有動向に関するレポートによると、2023年1月の調査時点で、日本国内における携帯電話所有者のスマートフォン比率は96.3%に達したようです。
ほとんどの人がスマホを所有しており、ガラケーを愛用している人は極めて少ないことがわかります。通話のしやすさ、シンプルな機能性、バッテリー持ちの良さなどの理由でシニア層を中心に根強い人気がありますが、3G回線は2026年に完全終了するため、ガラケーは今後使用できなくなります。
そのため、3G回線のガラケー保有者は、4G回線対応のガラケーに買い換えるか、iPhone・Androidスマートフォンに乗り換える必要があります。
ドコモでは、第3世代移動通信方式の「FOMA」及び、ガラケーでインターネットやメールを利用できる「iモード」サービスを、2026年3月31日（火）に終了すると発表しています。au、ソフトバンクよりも高齢者の契約者が多いため、長めの移行期間を設けているようです。
au（KDDI）・沖縄セルラーは、キャリアの中でも最も早く、2022年3月31日で3G回線「CDMA 1X WIN」の提供を終了しました。サービス終了日までに、4G・5G対応端末に機種変更しなかった人は、ガラケーが利用できなくなるだけでなく、携帯電話の契約自体が自動的に解約となりました。
ドコモ・ソフトバンクでも、順次3G回線が終了。ドコモでは、2026年3月末でFOMA（3G）回線の提供が終了するので、数年以内にFOMAのガラケーは通話やメールを含む通信自体ができなくなります。地域によって異なる場合もあるので、自分が契約している携帯電話会社の公式サイトで詳細を確認してください。
なお、FOMA（3G）回線が完全終了しても、すべてのガラケーが使用不可能になるわけではありません。Xi（4G）回線に対応したケータイ、いわゆる「4G対応のフューチャーフォン」や「ガラホ」」は、3G回線終了後も引き続き使うことができます。
ドコモでも、「AQUOS ケータイ」「arrows ケータイ」「DIGNO ケータイ」などの二つ折り形式の機種を販売しています。ガラケーと同じ形状や操作感なので、違和感なく使いこなせるかと思います。
ただし、デメリットとして、LINEなどの便利なアプリは使用できません。そのため、LINEを利用するためには、iPhone・Androidスマートフォンを購入する必要があります。家族・知人と連絡用にLINEを始めたいシニア層は特に注意してください。
ケータイの機種代金は、どの機種もスマホよりも機種代が安い。また、分割払い（36回・24回・12回）もできるため、月々の支払いを抑えることができ購入しやすいです。
また、機種を選ばなければ、ドコモショップ店頭・家電量販店では、店舗限定の独自割引で、本体一括0円のキャンペーンを実施している店舗もあるので、負担なく乗り換えることも可能です。
どの道乗り換えなければいけないため、早めにガラホ・スマホに乗り換えた方がいいでしょう。
ガラケーよりもスマホに乗り換えた方がお得！
ガラケーからスマホに機種変更すると、3G回線のFOMAには戻せません。FOMAの料金プランの新規受付はすでに終了しており、再度契約し直すことはできないので注意してください。
スマホに機種変更する際に、おすすめしたい料金プランは、「irumo」です。今まで、ガラケーを愛用していたということは、インターネットでWEBサイトをほとんど閲覧せず、通話メインだと思います。そういうあなたには、「irumo 0.5GBプラン」が最適です。
| 料金プラン名 | irumo 0.5GB |
| 月額料金（税込） | 550円 |
| データ容量 | 0.5GB |
| 音声通話 | 30秒ごとに22円（税込） |
月額料金550円（税込）と格安SIM並みの料金で、スマホを持つことができます。データ容量0.5GBと少ないですが、通話がメインで、家族・知り合いとメールでやり取りができれば十分という人にピッタリだと思います。
国内通話は、30秒ごとに22円（税込）かかりますが、「かけ放題オプション」「5分通話無料オプション」の音声オプションに加入すれば、電話する機会が多い人で通話料金を気にすることなく安心して話すことができます。
| 音声オプション | 月額料金（税込） | 国内通話料 |
| かけ放題オプション | 1,980円 | 無料 |
| 5分通話無料オプション | 880円 | 5分以内：無料 5分超過分：22円/30秒 |
音声オプションを付けても、今のガラケー料金と同じくらいになるはず。音声オプションなしなら、月々550円（税込）と最低料金で維持することが可能です。ガラケーよりも携帯電話料金を抑えることができるので、スマホに乗り換えた方がお得です。
FOMAの料金プランから契約変更は直接できない
FOMAの料金プラン（バリュープラン・ベーシックプラン）から4G・5Gの料金プランに直接変更することはできません。パソコンなどから「My docomo」にログイン、ガラケーから「i MENUのお客様サポート」にアクセスして料金プランの変更を押しても、バリュープラン間やベーシックプラン間のプラン変更しか手続きできません。
なので、ドコモショップ店頭、家電量販店、ドコモオンラインショップで手続きするしかありません。ドコモオンラインショップでも手続き自体はできますが、パケット通信料が高額になる可能性が高いため、ドコモショップ・家電量販店のスタッフさんにすべて任せた方が楽です。
ドコモオンラインショップで乗り換える方法として、以下の2つの方法があります。
- SIMのみ新規・契約変更（5Gへの変更等）
- スマホへ機種変更
「SIMのみ新規・契約変更（5Gへの変更等）」は、SIMカード（FOMA→4G、FOMA→5G）のみを変更する方法です。家族が使っていた古い機種や中古スマホを購入するなどして、自分で用意した端末にSIMカードを挿入して使う方法です。
「スマホへ機種変更」は、ドコモオンラインショップでスマホ（Xi端末・5G端末）を購入する方法です。最新の端末が欲しいなら、ドコモオンラインショップで購入、数年前に発売した型落ちの端末でも良いなら、中古スマホ販売の通販サイトで探すのがおすすめです。
おすすめの中古スマホ販売サイトは、伊藤忠商事のグループ会社が運営する「にこスマ」です。
「誰でも安⼼！制限ナシ」「届いて感動！外観キレイ」「使って快適！検査クリア」の3つの基準を満たした高品質な中古端末を厳選しているので、インターネットでスマホ購入は初めてという人でも安心して購入できます。
ドコモオンラインショップは、パソコン・スマートフォン・タブレットからアクセスすることができますが、購入手続きの認証の際に問題が発生します。
ドコモオンラインショップでは、セキュリティ強化の観点から、2022年9月13日より、「dアカウント設定アプリ」によるパスワードレス認証が必須となっています。
そのため、契約変更・機種変更どちらとも、ドコモ回線（ケータイ・スマホ・タブレットから）でアクセスの場合、4桁のネットワーク暗証番号を入力する必要があります。また、ドコモ以外の回線やWi-Fiでアクセスの場合、dアカウント設定アプリによるパスワードレス認証をクリアしなければなりません。
ですが、古い機種は「dアカウント設定アプリ」によるパスワードレス認証に対応していないため、パソコン・タブレットなどからは手続きをすることができません。
そのため、必然的にガラゲーのインターネット回線からアクセスして手続きを行わなければなりません。ガラゲーによっては、フルブラウザ機能（PCサイトビューアー）があり、パソコン用のサイトをケータイで閲覧できます。ただし、パケット通信料が高額になる可能性が高いので注意してください。
ドコモオンラインショップの公式サイトでも、ドコモショップで手続きしたほうが良いと記載があります。
ケータイ、らくらくホンは「dアカウント設定アプリ」によるパスワードレス認証に対応していないため、お手続きする電話番号のモバイル回線以外からアクセスしてお手続きがすることができません。
お持ちのスマートフォン・タブレットにSIMカードを差し替えてお手続きすることが可能ですが、パケット通信料が高額になる可能性がありますので、ドコモショップまたはドコモ電話でらくらく購入窓口にてお手続きいただくことをご検討ください。
ドコモオンラインショップでの購入手続き時の認証について | ドコモオンラインショップ | NTTドコモ
ドコモオンラインショップ公式サイトのWebページのデータ容量を簡易的に測定したところ、約2MB~5MBぐらいありました。例えば、「パケ・ホーダイ シンプル」だと、1パケットあたり0.088円（税込）のパケット通信料がかかり、iモードフルブラウザ通信を行った際の上限額が6,270円（税込）となります。
5MBをパケットに換算すると、40,960パケットとなり、40,960パケット×0.088円＝3,604円。ざっくり計算するとこんな感じになります。数ページ閲覧しただけで、上限額6,270円に達するので、ガラゲーのiモードフルブラウザ通信を利用して、アクセスすることはおすすめできません。
素直にドコモショップ・家電量販店に行って、契約変更・機種変更をした方が無駄なお金を負担しなくてもいいです。機種にこだわらなければ、一括1円端末があるはずです。
どうしても、仕事で忙しい、近所に店舗がないなどの事情でドコモショップ店舗に行けない人は、「ドコモ 電話でらくらく購入窓口」で手続きをする方法があります。
電話でらくらく購入窓口（年中無休、10時～19時）なら、電話で新規契約・機種変更・契約変更などの手続きができます。電話したら、オペレーターにつながり、手続きを案内してくれます。その後、購入した機種や契約書類を自宅に配送してくれます。
電話で手続きを済ませることができるので、すでにスマホを使いこなしている人、家族から使い方のサポートを受けることができるなら、「ドコモ 電話でらくらく購入窓口」がおすすめです。
ただし、ガラゲーから初めてスマホに機種変更するなら、アカウントなどの初期設定が必要なので、自分で書籍設定が全部できる人以外は、ドコモショップのスタッフのサポートを受けながら変更したほうが楽だと思います。
FOMAの料金プランからahamoへ契約変更する方法
ガラケー（FOMA）の料金プランからオンライン専用の料金プラン「ahamo」に直接変更はできません。FOMAの料金プランをirumoプランに契約変更・機種変更をした後で、ahamo公式サイトから申し込むことができます。
ahamo公式サイトのよくあるご質問の欄にも記載があります。
ドコモショップ/量販店にてirumoへのプラン変更を行った後、お客さまご自身でahamoへのプラン変更をお願いします。なお、FOMAからXi･5Gへの契約変更およびSIMカード再発行に伴う事務手数料は無料となります。
FOMAからahamoにプラン変更するにはどうすればよいですか？ | よくあるご質問 | ahamo
ドコモショプでもahamoにプラン変更できますが、有償サポート「ahamo WEBお申込みサポート」として税込3,300円の手数料が必要です。また、スタッフは、手続きの補助を行うだけで、自分で端末を操作して手続きを行わなければなりません。
数分程度の申し込み手続きに3,300円も支払うぐらいなら、自分でやった方がいいです。というか、一人でahamoに変更できない人は、ドコモの手厚い対面サポートを受けることができるドコモの料金プランの方がいいです。端末に不具合や故障が発生したときに、自分1人で対処できないのが確実ですから。
最後に
ガラケーの料金プランからirumo・eximo・ahamoプランに直接変更することはできません。そのため、ドコモショプ・ドコモオンラインショップでSIMカードの交換・機種変更が必要となります。
ドコモオンラインショップでは、ドコモ回線での手続きが求められるため、パケット代が高額になり、思わぬ出費になる恐れがあります。そのため、ドコモショプが手っ取り早いです。近所に店舗がない、忙しいなどの事情でドコモショップに行けない人は、「ドコモ 電話でらくらく購入窓口」がおすすめです。
ガラケーだと月額1,000円代で使えた、スマホだと料金が高くなるのではと心配する必要はありません。2023年7月スタートの新料金プラン「irumo」なら、月額550円（税込）でスマホを持つことができます。ドコモショップでの対面サポートも受けることもできるので安心してください。
ドコモのFOMA（3G）回線は、2026年3月31日に終了するので、早めにスマホに乗り換えちゃいましょう。