この記事では、Amazonの大型セールでお得にお買い物するために、最低限知っておきたい情報を説明しています。総合オンラインストア「Amazon.co.jp」では、月1回の「タイムセール祭り」、7月の「プライムデー」、12月の「サイバーマンデー」など、いくつのかセールが不定期で開催されます。
Amazonのセールの特徴は、タイムセールで人気商品がセール限定価格で購入可能。最大〇%のボーナスポイントが還元されるポイントアップキャンペーンも同時開催される2点です。
セール開催前にやっておきたい事前準備は、基本的にどのセールで共通しており、以下の4点となります。
- プライム会員に登録する。
- Amazonショッピングアプリをスマートフォン・タブレット端末にインストールしておく。
- 決済手段を用意しておく。
- 近所のスーパー・ドラッグストアで価格をチェックしておく。
特に、ポイントを賢く貯めるためには、3点目の「決済手段を用意しておく」が重要です。同じものを買うなら、ポイントをより多く獲得できる支払い方法を選びたいですよね?
Amazonギフト券チャージで購入を推奨しているブログ・サイト記事が多数ありますが、実は、もっとポイント還元率が高くなる決済手段が存在します。ちょっとした事前準備や情報収集の有無で、ポイント還元率に大幅な差が出ます。その決済手段も併せて説明します。
大規模セールは不定期で開催されますが、過去の開催スケジュールを確認すれば、いつ頃実施するのか傾向が分かります。詳細は、参考記事で確認してください。
コスパ最強の「プライム会員」に登録する!
Amazonの大規模セールに参加するために、まずは、有料会員サービスの「プライム会員」に入会しましょう。
Amazonの大規模セールには、月1回程度のペースで開催する「タイムセール祭り(月末~月初)」と、夏の「プライムデー(7月)」と、冬の「サイバーマンデー(12月)」の2大バーゲンセールがあります。
恒例のタイムセール祭りや冬のサイバーマンデーは、Amazonに登録すれば誰でも参加可能です。夏のプライムデーは、「プライム会員」に登録していないと参加資格がありません。プライムデーでお買い物したい場合は、プライム会員の入会が必須です。
開催時期 | セール名称 | 対象者 | お得度 |
月1回程度(月末~月初) | タイムセール祭り | 誰でも参加可能 | ★☆☆ |
夏(7月) | プライムデー | プライム会員のみ | ★★★ |
冬(12月) | サイバーマンデー | 誰でも参加可能 | ★★☆ |
タイムセール祭りやサイバーマンデーでは、一般会員でも参加できますが、プライム会員になったほうがお得です。
- プライム会員先行タイムセール:プライム会員は、タイムセールに通常より30分早く参加可能。
- ポイントアップキャンペーン:プライム会員は、購入額+〇%分のボーナスポイントを付与。
プライム会員の場合、「数量限定タイムセール」に一般会員よりも30分早く購入可能となります。開始数分で完売する人気商品を狙うならプライム会員入会は必須です。また、プライム会員だと、ポイントアップキャンペーンの+〇%の上乗せが適用され、通常のポイント還元率に加えて、+〇%の恩恵を受けることができます。
例えば、+3%だと、1万円分の商品を購入した場合、通常のポイント付与に加えて、300ポイントのボーナスポイントが付与されます。
プライム会員の料金は、年間プラン4,900円(税込)または月額プラン500円(税込)です。
プラン名 | 1か月あたり支払額 | 1年間の支払額 |
年間プラン | 約408円(税込) | 4,900円(税込) |
月額プラン | 500円(税込) | 6,000円(税込) |
1年間継続するなら、年額プランで契約したほうが、約1,100円もお得になります。タイムセール参加資格だけでなく、動画見放題など様々な特典があります。
プライム会員の特典
- 無料の配送特典:お急ぎ便・お急ぎ日時指定便が無料。
- 特別取扱商品の取扱手数料が無料:サイズの大きな商品や重量の重い商品などの取扱手数料が無料。
- プライムビデオ:映画やドラマ・アニメなどが追加料金なしで見放題。
- プライムビデオチャンネル:月額定額料金で各チャンネルを視聴可能。
- プライムミュージック:200万曲以上の楽曲が追加料金なしで聴き放題。
- Amazonフォト:写真を無圧縮で容量無制限で保存可能。
- Amazonフレッシュ:生鮮食品から日用品などが短時間で届く。
- プライム・ワードローブ:ファッション用品を購入前に自宅で最長7日間試着可能。
- プライム会員限定先行タイムセール:タイムセールの商品を通常より30分早く注文可能。
- プライムリーディング:書籍・雑誌・漫画などのKindle本が追加料金なしで読み放題。
- Amazon Music Unlimited:Amazon Music Unlimitedの利用料金が割引価格。
- Amazonファミリー特典:ベビー用おむつとおしりふきが15%割引など。
- Twitch Prime:ゲームに特化した配信サイトで、広告の非表示やゲーム内アイテムを無料配布などの特典。
- 家族と一緒に使い放題:会員本人のほかに、同居の家族2人まで家族会員として登録可能。
- プライムペット:ペットの情報にあわせたおすすめ商品およびお得なセール情報が届く。
- プライム限定価格:一部の対象商品が通常価格よりも割引されたプライム限定価格で購入可能。
プライム会員に入会すると、上記の特典が使い放題。こんなにコスパの良い会員サービスはありません。
- 無料の配送特典:お急ぎ便・当日お急ぎ便・お届け日時指定便が無料。
- プライムビデオ:国内外の映画・ドラマ・アニメが見放題。
特に、利用する機会が多い特典が「無料の配送特典」と「プライムビデオ」だと思います。Amazonで月1回以上お買い物したり、映画やドラマ・アニメなどの動画を鑑賞したら、すぐに会費以上の元は取れます。
大学・院・短大・専門学校・高専に在籍する学生なら、「Amazon Student」に入会しないのはもったいない。年会費1,900円支払えば、一般のプライム会員特典に加えて、本10%ポイント還元(コミック・雑誌を除くすべての本)のメリットがあるので、学生がめちゃくちゃ羨ましい。また、新規登録後、有料会員になると2,000円クーポンも付与されるので、かなりお得です。
プライム会員の無料体験期間中でも、既存会員と同じようにセールに参戦可能。ただし、無料会員の人は、期間内に有料会員に移行しないと、最大〇%ポイントアップの対象外となるので注意してください。自動的に有料会員に移行するので、解約する人以外は手続きの手間はありません。
プライム会費は、月額約408円(年間4,900円)程度と圧倒的にお得。30日間の無料体験期間もあるので、実際に入会して使い勝手の良さを体験してみてください。
セール時は、ブラウザー経由は損。Amazon公式アプリ経由の買い物がお得!
普段お買い物をする時は、パソコン・スマートフォン・タブレットのブラウザ経由、ショッピングアプリ経由どちらでも構いません。大規模セール時には、 ポイントアップキャンペーンの還元率の上乗せ条件に、「ショッピングアプリで購入」とあります。
ショッピングアプリ経由で購入すれば、+〇%のボーナスポイントが付与されるので、ショッピングアプリで手続きをしましょう。
Amazonショッピングアプリは、iPhone・iPadなら「App Store」から、Androidスマートフォン・タブレットなら「Google Play」から端末にインストールできます。
アプリの「ウォッチリスト」機能に欲しい商品を登録すれば、タイムセール開始直前にプッシュ通知が端末に届くので、欲しい商品のセール開始を見逃しません。また、キャンセル空きをリアルタイムに通知してくれるので、かなり便利です。
スマホの小さい画面だと商品を探すのがめんどくさいという人は、商品探しはパソコンの大画面で見つけ、購入はスマホアプリと使い分けるのがおすすめです。
- 「パソコン」の大画面でセール商品を探して、「ウォッチリスト」または「カート」に入れておく。
- 「スマホアプリ」の通知が来たら「カート」に入れて支払い。
アプリよりもパソコンのブラウザの方が一度に多数の商品を表示できる、大画面で探しやすいので、こういう感じで使い分けています。アプリを経由するだけで、+1%~2%のボーナスポイントの恩恵を受けることができるので、セール時には、必ず公式アプリからお買い物をしましょう。
Amazonギフト券チャージって本当にお得? もっとポイント高還率が高い支払い方法あり!
Amazonでの支払い手段は、「クレジットカード払い」「コンビニ払い」「代金引換」など、いくつかの支払い方法から自由に選ぶことができます。Amazonでお買い物する際のおすすめの決済手段は、「Amazon Mastercard」「Amazonギフト券」「d払い」です。
代金引換では、余分な手数料が必要なので、もったいなく、おすすめしません。
タイプ別に、おすすめの支払い方法をまとめてみました。
- Amazonヘビーユーザー:Amazon Mastercardゴールド
- ドコモユーザー:d払い
- それ以外:Amazonギフト券
通常時は、「Amazon Mastercard ゴールド」が、ポイント還元率2.5%なので、おすすめです。頻繁に毎月お買い物をするなら、Amazon公式クレジットカードを保有したほうがお得になります。ただし、ドコモユーザーなら、d払いのdポイント還元キャンペーンを上手に活用すれば、Amazon Mastercardよりも高還元になることが多々あるので、要チェックです。
Amazonギフト券の購入を推奨するブログ記事が多数ありますが、このブログ記事ではおすすめしません。Amazonギフト券をおすすめするのは、ブログ・サイト訪問者が購入したら紹介料が貰えるからです。
Amazonヘビーユーザーは、Amazon Mastercard ゴールド(プライム特典付き)が魅力的!
Amazonで頻繁にお買い物をするなら、Amazon公式クレジットカード「Amazon Mastercard(アマゾン マスターカード)」を作成したほうがいいです。「Amazon Mastercard」は、三井住友カードとAmazonが提携して発行しているクレジットカードです。Amazonでのお買い物で、1.5%~2.5%のポイント還元を受けることができます。また、利用金額に応じた獲得したAmazonポイントは、自動的にアカウントに貯まり、ポイント交換の手間がありません。
Amazon Mastercardには、「クラシック」と「ゴールド」の2つの種類があります。
Amazon Mastercard クラシック | Amazon Mastercard ゴールド | |
Amazonでのお買い物 | プライム会員なら2% プライム会員以外は1.5% | 2.5% |
Amazon以外でのお買い物 | 1% | 1% |
Amazonプライム | 別途申込必要 | 追加の負担なしでプライム特典が付帯 |
旅行傷害保険 | なし | 最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険 |
お買い物安心保険 | 年間100万円まで | 年間300万円まで |
空港ラウンジサービス | なし | 全国主要空港のラウンジを無料で利用可能 |
年会費 | 初年度無料 2年目より1,375円(税込) 前年度1回以上の利用で翌年度無料 | 1万1,000円(税込) 利用状況により最大6,600円(税込)割引 |
「Amazon Mastercard ゴールド」は、年会費1万1,000円(税込)なので、年会費の負担が重く感じますが、実際は、かなりリーズナブルで持てるゴールドカードです。
Amazon Mastercard ゴールドの年会費 | 1万1,000円 |
マイ・ペイすリボ | -5,500円 |
カードご利用代金WEB明細書サービス | -1,100円 |
年会費割引後 | 4,400円 |
「マイ・ペイすリボ」は、リボ払いのことです。毎月の支払額を自由に決めることができるメリットがありますが、その分、リボ払いの手数料が高いのがデメリットです。リボ払いが怖い、手数料の負担が嫌という人でも、毎月の請求額を高く設定すれば、1回払いと同じように手数料の負担なしで利用できます。
カード申し込み時に、この「マイ・ペイすリボ」に登録で初年度年会費を5,500円(税込み)割引き。前年度に1回以上のカード利用すれば、2年目も以降の年会費も5,500円(税込)引き。
通常年会費1万1,000円(税込)から、年会費最大6,600円(税込)が割引され、4,400円(税込)となります。割引条件もクリアしやすいのが特徴です。
「Amazon Mastercard ゴールド」の還元率の高さも魅力ですが、最大のメリットは、追加負担なしでプライム会員になることができる点です。プライム会員が付帯しており、追加の負担なしでプライム特典が使い放題となります。つまり、プライム会員の年額プラン4,900円(税込)も含めれば、実質負担はないも同然です。
さらに、大規模セール時には、ポイントアップキャンペーンで、ポイント還元率+〇%の上乗せのメリットがあるなど、Amazonヘビーユーザー御用達のクレカのひとつです。
Amazonギフト券チャージで、クレジットカードの利用明細書がスッキリするメリットあり!
現金払い派の人は、Amazonギフト券を選んでください。代金引換払いは、余分な手数料が必要になるため、利用回数が多くなるほど馬鹿になりません。クレジットカード払いは嫌だけど、代金引換も嫌という人は、Amazonギフト券をコンビニなどで現金払いすることで、Amazonでクレジットカードなしでお買い物ができます。
現金派の人でも安心してお買い物でき、一度チャージしておけば、毎回代引きで支払う手間が省けます。Amazonギフト券の有効期限は10年間と長いので、結局使わず期限切れしたという失敗の心配はありません。
クレジットカード派の人でも、Amazonギフト券で支払う知られざるメリットがあります。それは、クレジットカードの明細書がごちゃごちゃしなくても済む点です。例えば、kindle本をクレジットカードで購入したら、1冊ごとの明細が表示され確認するのが大変になります。
ひと手間かかりますが、Amazonギフト券で買い物すれば、クレジットカードの明細には、Amazonギフト券の残高追加だけ表示され、明細書がすっきりします。
Amazonギフト券を購入する際は、1回のチャージ額に応じて、ポイント付与率が異なっているので、まとめてチャージするのがお得です。
1回のチャージ金額 | 一般会員 | プライム会員 |
9万円~ | 2.0% | 2.5% |
4万円~8万9,999円 | 1.5% | 2.0% |
2万円~3万9,999円 | 1.0% | 1.5% |
5,000円~1万9,999円 | 0.5% | 1.0% |
Amazonギフト券のチャージタイプを注文して、「コンビニ・ATM・ネットバンキング払い」を選択します。クレジットカード、電子マネー払いはポイント付与の対象外に注意。
現在、「初回購入時に5,000円以上チャージで1,000ポイント」と「ギフト券チャージで最大2.5%」のキャンペーン開催中。
ドコモユーザーは、「d払い」が断然おトク。dポイント還元キャンペーンを要チェック!
Amazonでは、ドコモの決済サービス「d払い」でも支払いができます。ただし、Amazonにおけるd払いは、「電話料金合算払い」のみ利用可能。ドコモユーザー以外のau・ソフトバンク・格安SIMユーザーでも利用できるd払い(クレジットカード払い)では利用不可となっています。
「電話料金合算払い」は、ドコモ回線契約者でSPモード契約している人のみ利用可能で、携帯電話料金とまとめて一緒に支払うことができる支払い方法のことです。
Amazonでは、期間・用途限定のdポイントも利用できるので、ドコモユーザーにおすすめです。
通常、d払い(ネットのお店)は、100円(税込)につき1ポイントが付与されます。
通常還元率 | |
Amazon Mastercard ゴールド | 2.5% |
d払い | 1.0% |
通常還元率は、Amazon Mastercardのほうが2.5%と高いのですが、dポイント還元キャンペーンを頻繁に開催しており、キャンペーンをうまく活用すると、Amazon Mastercardよりも高還元となります。
過去のキャンペーンでは、「10%還元」「5%還元」などがあり、d払いで決済したほうが断然お得になります。現在も、「毎週おトクなd曜日」などのキャンペーンを開催中です。d払いの詳細は、ドコモのd払いサイトで確認してください。
近所のスーパー・ドラッグストアで価格チェックしておく
Amazon=近所のスーパー・ドラッグストア・ディスカウントストアなどの店舗型のお店より安いと思い込んでいませんか?
商品によっては、Amazonのほうが安い場合もあれば、近所のお店のほうが安い場合もあります。
なので、食品、お菓子、飲料、ジュース・アルコール類、日用品・消耗品、化粧品などをまとめ買いする前に、近所のお店で高い・安いの目安をチェックしておきましょう。
事前にお買い得度をチェックしておくと、これはAmazonのセールでかなり安くなっているとか、これは近所のスーパーでいつもの価格で買えるじゃんなど、自分の中に基準ができて、セールイベントに惑わされなくなります。
Amazonのセールだと、色々と安くなるので、ついつい、いらないものまで購入してしまいがちです。Amazonと近所のお店を賢く使い分けることで、無駄な出費を減らすことができます。
まとめ
以上、タイムセール祭りやプライムデー、サイバーマンデーなどのAmazonの大規模セール時の際に、前もってやっておきたい事柄をまとめてみました。
Amazonのデバイスが通常よりもお得に買えることはもちろんのこと、有名ブランドの人気商品が破格の価格になったりすることもあるので、Amazonのバーゲンセールは見逃せません。こまめにチェックしておくと思わぬ掘り出し物と出会うチャンスがあるかも?!
セール時には、最大〇%還元のポイントアップキャンペーンも同時開催。同じものを買うなら、より多くのポイントが貯まる方法を選びたいところ。
割引価格のタイムセール商品を狙うのもよし、ポイント目当てで食料品・日用品をまとめ買いするのもよし。事前の用意をしっかりして、セール開催に備えましょう。