国土交通省中国運輸局は、地域の観光資源などをデザインした自動車の「地方版図柄入りナンバープレート」について、2023年10月23日(月)より新たに交付を開始する「広島ナンバー」のデザインが正式に決定したことを発表しました。
広島市が提案していた広島東洋カープのマスコット「カープ坊や」のデザインに正式に決定しました。「広島ナンバー」は「福山ナンバー」のデザインの図柄違いで、バットを持ったカープ坊やとロゴ入りのボールをあしらった図柄です。
広島市は、地方版図柄入りナンバープレートの導入に向けた図柄アンケートを2022年10月24日~11月14日まで住民にアンケートを実施しました。回答者5946人のうち、最も多い2,502人に支持されたカープ坊やのデザインを国に提案していました。
地方版図柄入りナンバープレート(広島ナンバー)に、カープデザイン決定
5年前に導入された「福山ナンバー」に続き、10月23日(月)から「広島ナンバー」の交付が始まることになります。これで、広島県内の全23市町でカープ柄のプレートを選ぶことができるようになりました。
広島ナンバーを選ぶことができるのは、広島市、呉市、三次市、庄原市、大竹市、東広島市、廿日市市、安芸高田市、江田島市、安芸郡(府中町、海田町、熊野町、坂町)、山県郡(安芸太田町、北広島町)の計15市町の地域です。
尾道市、福山市、三原市、府中市、竹原市、豊田郡、世羅郡、神石郡の広島県東部8市町は、福山ナンバーです。福山ナンバーのデザインは、ボールを投げているカープ坊やとロゴ入りのボールをあしらった図柄です。
福山ナンバーは、2018年10月から交付が開始され、申し込み件数は2万件(2023年2月末時点)となっています。
図柄入りナンバープレートは選択制です。希望しない場合は、通常の無地のナンバープレートになります。図柄は、「フルカラー」と「モノトーン」から選択可能です。フルカラーを希望する場合は、図柄入り交付手数料(非課税)に加えて、1,000円以上の寄付が必要です。なお、寄付金は、導入地域における交通サービスの改善、観光振興などに活用されます。
申し込み時に最低1,000円以上の寄付をすればフルカラー版が交付され、寄付しなければモノトーン版が交付されます。
事前申し込みは、9月25日(月)から始まり、交付料金は8月下旬頃公表予定です。
- 事前申込開始日:2023年9月25日(月)
- 交付開始日:2023年10月23日(月)
- 交付料金:8月下旬頃公表予定
参考までに、福山ナンバーの交付手数料は以下の通りです。
中板(普通・小型車等) | 中板(軽自動車) | 大板(大型車) | |
モノトーン | 8,620円 | 9,360円 | 1万4,210円 |
フルカラー | 8,620円+寄付金(1,000円以上) | 9,360円+寄付金(1,000円以上) | 1万4,210円+寄付金(1,000円以上) |
地方版図柄入りナンバー交付手数料は、地域によって異なります。恐らくですが、福山ナンバーと同じぐらい、数百円ぐらい差の費用だと思います。
9月25日事前申込開始。現在乗っている自動車にいつでも取付可能
対象車は、登録自動車(自家用、事業用)及び軽自動車(二輪を除く。自家用)です。登録自動車(事業用)には緑色、軽自動車(自家用)には黄色の縁取りが施されます。
対象車両は、新車・中古車の購入時だけでなく、使用中の車でも番号を変更することなく、同じ番号でいつでも地方版図柄入りナンバープレートを取り付けできます。
申し込み方法は、「一般社団法人広島県自動車整備振興会」や「広島県軽自動車協会」の窓口で申し込むか、近くのディーラー・整備工場を通して(会社によって、代行手数料が必要な場合あり)申し込む、自身でWebサイト「図柄ナンバー申込サービス(URL:http://www.graphic-number.jp)」で直接申し込む方法があります。
広島ナンバーの交付手数料などの詳細は、決定次第(8月下旬頃)公表される予定です。希望の番号でも申し込み可能なので、欲しい番号がある人は、9月25日の事前申し込み開始日を要チェックです。