格安スマホ・格安SIM「OCN モバイル ONE」を提供するNTTコミュニケーションズは、データ通信容量を気にせず音楽を楽しめる「MUSICカウントフリー」を2018年8月1日(水)より開始することを発表しました。
格安SIMを検討している人、契約している人で、音楽好きな人におすすめのオプションが登場。
格安SIM契約者×音楽好きにおすすめ。「OCN モバイル OCN」が、データ通信容量の消費を気にせず、音楽を楽しめる「MUSICカウントフリー」を8月1日より開始
通勤・通学の際に、スマートフォン・タブレット等で定額制の音楽配信サービスを利用している人に朗報です。楽曲を再生しても、通信容量を消費しないので、ギガが減りません。
NTTコミュニケーションズは、NTTドコモの回線を利用して提供している格安SIM「OCN モバイル ONE」において、対象の音楽配信サービスに限り、通信容量を消費せずに使用できるサービス「MUSICカウントフリー」を2018年8月1日(水)より提供開始することを発表しました。
4月18日~7月31日までトライアル期間を実施していましたが、7月23日で受付を終了し、8月1日より正式にサービス開始します。
MUSICカウントフリーの対象となる音楽配信サービスは以下の通りです。
- Amazon Music(Prime Music、Amazon Music Unlimited)
- AWA
- dヒッツ
- Google Play Music
- Spotify
- ひかりTVミュージック
- レコチョクBest
Apple Music、LINEミュージックは含まれていません。
人気の月額定額制(サブスクリプション)の音楽配信サービスが対象なので、スマホやタブレット等で音楽をよく聴く人はありがたいですね。
「MUSICカウントフリー」のメリット
以下より、メリットと注意点をまとめてます。
音楽を聴いてもギガが減らない、通信容量の節約ができる
「OCN モバイル ONE」のMUSICカウントフリーを利用すると、「Amazon MUSIC Unlimited」「AWA」「Google Play Music」「Spotify」などの定額制の音楽配信サービスをデータ通信使用量を気にせず楽曲を楽しむことができます。
楽曲をストリーミング再生、ダウンロード保存してもギガが減らない(データ容量を消費しない)ことが最大のメリットです。
具体的にデータ通信量がどの程度消費されるのか、「dヒッツ」を例に見ていきます。
通信量の目安として、音質:128kbpsの場合、5分の楽曲で約5MBが消費されます。1時間スマホで音楽を再生すると、約60MBを消費します。
それを毎日聴き続けると、1か月で約1,860MB(60MB×31日)以上消費することになります。
これが0GBになるのはかなりデカいですね。
※音楽配信サービスのアプリには、キャッシュ保存機能があり、一度再生を行うと端末内に一時的にデータが保存され、キャッシュが保持されている期間は、データ通信が発生せず、オフラインでも再生可能です。
通勤・通学の電車やバスの車内、自宅の部屋、ジョギング・ウォーキング中に、スマホで音楽を聴くことが多いかと思います。音楽配信サービスのアプリには、オフライン再生(キャッシュ保存)機能があり、データつ通信量を節約することができますが、スマホで音楽を聴くことが多いと、データ消費量が必然的に多くなり、料金プランで設定したデータ容量の上限を超過し、速度制限に陥るケースがよくあります。
通信速度を制限されると、通信速度が低速になり、サイト閲覧、画像・動画のダウンロード、ゲームアプリのローディングに時間がかかるので、本当にイライラしますよね。
なので、ギガが減ることを気にして、スマホで音楽を聴いてなかった人も、ストレスフリーで好きなアーティストの楽曲を楽します。これまで楽曲のストリーミング再生、ダウンロード保存の際に消費されていた通信量を浮かせることができ、その分、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSアプリをたくさん使うことができるようになります。
追加利用料金・設定が不要
MUSICカウントフリーを利用する際に、追加料金が必要ありません。「OCN モバイル ONE」の基本料金を支払えば、すべてのプランにおいて、月額利用料0円で利用することができます。
利用するには、オプション料金が別途必要だと思っていたんですが、正式サービスでも無料で利用できるのは、ありがたいですね。
また、面倒な初期設定も不要です。オン・オフの切り替え不要で、サイトのマイページから最初に申し込むだけで手軽に始めることができます。
Amazonや楽天市場などのインターネット通販サイトでSIMパッケージを購入して申込むことができます。
MUSICカウントフリーの注意点
主要な定額制の音楽配信サービスが対応しており、カウントフリー機能目当てで契約を検討する人も多いかと思いますが、契約する前に注意したいポイントです。
カウントフリーの対象外となるデータ通信に注意
注意点は、対象となる音楽配信サービスを利用する際に発生するデータ通信のうち、音楽以外の動画や画像などの読み込みや外部サイトへのアクセスなどの通信は、MUSICカウントフリーの対象外になる場合があります。
また、アプリのダウンロードや更新による通信、公式アプリ・ブラウザーによるもの以外のアプリからの通信などは、カウントフリーの対象外です。
音楽ストリーミングに関するもの通信以外はカウントフリー対象外となる場合があるので、契約する前に注意事項を必ず読みましょう。
どうやって、対象となる音楽配信サービスを識別しているのかというと、スマホでデータ通信を行う際に、IPアドレス、URLなどのデータを基に対象サービスの通信であるか否かを機械的に識別しています。対象サービスだと識別すれば、自動的にデータ通信消費容量の対象外となります。
iPhone(iOS:10.0)、Android端末(OS:6.0)以前の端末は注意
MUSICカウントフリーの推奨環境は以下の通りです。推奨環境以外の環境からの通信は、対象外となる場合があります。
- iOS:10.0以降
- Android:6.0以降
MUSICカウントフリーは、iPhone(iOS)は10.0以上で、がAndroid端末は6.0以上となっています。MUSICカウントフリー目当ての人は、OCNモバイルONEを契約する前に、自分の端末が上記の条件を満たしているか、要チェックです。
Android 6.0の正式版が発表されたのが、2015年なので、それ以前の古い機種だとバージョンアップされてない機種が多いので、端末の「設定」→「端末情報」からAndroidのバージョンを確認しましょう。
まとめ
iPhone利用者が多いので、Apple Musicには対応していない点は残念ですが、Amazon MusicUnlimited、Google Play Musicなど人気の音楽ストリーミングサービスをデータ消費量を気にせず、ストレスフリーで音楽再生できるのはメリット大です。
しかも、追加料金不要、月額無料で利用できるので、格安SIM契約者で、音楽を楽しみたい人は、OCNモバイルがONEおすすめです。
正式に提供開始するのは、8月1日以降ですが、7月23日(月)までトライアル受付を実施しています。一足先にMUSICカウントフリーを試したい方は、お急ぎください。
OCNモバイルOCNは、「Amazon」などのインターネット通販サイトか「OCNモバイルONEの公式サイト」からSIMパッケージを購入して申し込みます。
通話SIM、データ専用SIMがあるので、使わなくなった古いスマホを音楽再生用(格安SIM×定額制音楽配信サービス)として再利用するのがおすすめ。