広島東洋カープは、2018年度セントラル・リーグ公式戦より、マツダスタジアムのビジターパフォーマンス席を分割すると、1月25日に球団公式サイトで発表しました。
2018年シーズンは、マツダスタジアム開場10年目となる節目の年であり、球団史上初のリーグ3連覇への期待、34年ぶりの日本シリーズ制覇を今年こそ決めてほしいと願っている広島県民・カープファンも多いと思います。
ここ数年、カープが好調なこともあり、マツダスタジアムへの来場希望者が増加し、チケットが手に入りにくい状況が続いています。リーグ連覇した昨シーズンは、主催試合全試合大入りを達成し、年間入場者数を球団史上最多を更新し続けています。今シーズンも昨シーズン同様に、入場券販売開始日は、購入企業者が殺到し、チケット争奪戦になることは間違いないです。
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カープ球団がビジターパフォーマンス席を分割。DeNA・中日・ヤクルト戦限定で、カープファン向けに3塁側パフォーマンス席(約1,000席)を新設!
まだ、今シーズンのチケット販売の詳細は発表されていませんが、球団公式サイトで、対象試合に限り、従来のビジターパフォーマンス席を分割し、相手チームのファンとカープファン双方が応援できる席を設定すると発表されました。
- 分割対象試合
対象試合 | 横浜DeNAベイスターズ・中日ドラゴンズ・東京ヤクルトスワローズ戦 |
対象外 | 阪神タイガース・読売ジャイアンツ戦 |
- 分割後の座席名と応援規制
分割後の座席名 | 応援規制 |
ビジターパフォーマンス席 | カープユニフォーム・応援グッズの着用禁止(相手チーム専用の指定席) |
3塁側パフォーマンス席 | カープ・ビジターチーム双方のユニフォーム・応援グッズの着用可能。鳴り物応援禁止 |
DeNA・中日・ヤクルトの公式戦に限り、3塁側内野席の2階にあるビジターパフォーマンス席(約1,670席)を「ビジターパフォーマンス席」と「3塁側パフォーマンス席」に左右で分割します。試合日によって設定変更する場合もあり。
相手チームの席数を削って、カープファン向けにビジター席を開放し「3塁側パフォーマンス席(一般指定席)」を新たに1席1,900円(税込)で売り出すとのこと。「3塁側パフォーマンス席」のエリアでは、カープユニフォームの着用、応援グッズの使用も解禁されますが、トランペットなどの鳴り物の応援は禁止です。また、ビジターパフォーマンス席と3塁側パフォーマンス席周辺の境界線を明確に表示するが、トイレ・喫煙所などは共有となるようです。
ビジターパフォーマンス席は約1,670席。ホームベース寄りの約1,000席を3塁側パフォーマンス席に分割するので、分割対象試合のビジターパフォーマンス席は、約670席まで減らされます。
中国新聞1月26日朝刊によると、ここ3年間のビジター席の状況を写真などで点検し、相手チームの応援団に説明を済ませた上で、空席が目立つ3チーム(DeNA・中日・ヤクルト)との試合で分割することを決めたとのこと。
カープ球団が、ビジターパフォーマンス席を分割する理由
内野・外野の指定席はチケット一般販売開始数日で全試合完売となり、内野自由席ですら、7月の段階で全試合完売となるなど、チケットが入手しづらい状況が続き、インターネット上で、高額転売されるケースが相次ぎました。
マツダスタジアムの構造上、どのチケットでもコンコース(通路)を一周することができます。カープ側の応援席は全席完売であるが、ビジターパフォーマンス席は試合当日でも残っていることも。そこで、ビジターパフォーマンス席の入場券を購入し、席に座らず、内野・外野のコンコースで立ち見で応援する一部の客がいます。
写真は、2017年9月13日の対DeNA戦。ビジターパフォーマンス席がガラガラで空席が目立ちます。確か全席完売だったはず…。
コンコースで立ち見するため、混雑が増大し、ファン同士のトラブルも増えているとのこと。
カープファンですが、総座席数を増やすのではなく、こう来たかというのが率直な感想です。ビジパフォ分割は、なんかモヤモヤします。チケット確保しづらい状況が続く中、果たして、ビジパフォ分割はどうなることやら…。
参考:ビジターパフォーマンス 分割のお知らせ 広島東洋カープ公式サイト