カープ25年ぶりの優勝に向けて、広島の街が盛り上がってます。
開幕前は、絶対的エースの前田健太がドジャースに移籍したことで評価が低かったのですが、蓋をあけてみると、まさかの首位。
カープファンですら、今年優勝は難しいと思っていたはずです。現在、2位巨人と7ゲーム差で、このまま優勝へ突っ走って欲しいですね。
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カープ日本シリーズ進出で、広島県内での経済効果が、過去最高の278億円に達するとの試算
優勝への期待が日に日に増している広島の街。カープ日本シリーズ進出時の広島県内での経済効果について、中国電力エネルギア総合研究所が試算を発表しています。
カープ歴代最高の観客動員数を記録した昨年の経済効果をさらに上回る予測で、278億円と過去最高を更新する見通しです。
昨年は、新井貴浩・黒田博樹が復帰し、男気ブームが巻き起こり、約300社に上る企業とのコラボグッズ契約数も過去最高でした。
25年ぶりに優勝した場合、過去最高を記録した昨年の248億円を超える金額、観客動員数、経済効果、雇用効果もさらに増えることがほぼ確実です。
市民球場からマツダスタジアム移転した2009年から2016年までの経済効果、観客動員数を表にするとこうなります。
経済効果 | 観客動員数 | 順位 | 備考 | |
2009年 | 205億円 | 187万人 | 5位 | マツダスタジアム移転年 |
2010年 | 176億円 | 160万人 | 5位 | |
2011年 | 173億円 | 158万人 | 5位 | |
2012年 | 180億円 | 159万人 | 4位 | |
2013年 | 185億円 | 157万人 | 3位 | |
2014年 | 219億円 | 190万人 | 3位 | カープ女子がブームに |
2015年 | 248億円 | 211万人 | 4位 | 黒田博樹、新井貴浩が復帰 |
2016年 | 278億円 | 168万人 | ?位 | 現時点での試算、動員数 |
この試算は、マツダスタジアムなど県内での試合の観戦チケット代やカープ関連グッズ購入代、球場内での飲食料品の売り上げ、観客の交通費や宿泊費から算出しています。
なお、優勝セールや優勝パレードに伴う効果、カープ預金、広島駅周辺の施設のにぎわいなどを算定対象としてないため、実際の経済効果はもっと大きく、最終的には300億円を超える経済効果が期待されています。
広島銀行、もみじ銀行のカープ優勝で金利上乗せされる定期預金に申込者が殺到し、2行で2,681億円も預け入れがありました。
広島カープ優勝で、ネット銀行よりも金利が高くなるV預金に申込者殺到!
25年ぶりの優勝なので、広島県内のスーパー・百貨店、飲食店、お店、企業で優勝セールが大々的に行われるはずなので、さらに額が膨らんでいくのは間違いなしです。広島県内の経済効果は最終的に300億円超えるんじゃないでしょうか。
追記:2016/09/12
関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算では、経済効果は約331億円だそうです。宮本名誉教授は、阪神タイガース優勝の経済効果など様々なニュースの経済効果を分析している人です。
中国電力エネルギア総合研究所が出した278億円の試算と大きく金額が違うのは、カープV預金の投資効果や優勝パレードなどを試算に入れているからです。
ちなみに、ゴールデンウィークのお祭り「フラワーフェスティバル」は、カープ優勝パレードがきっかけで、平和大通りで開催されるようになりました。
1975年のリーグ制覇の時に、平和大通りで行われた優勝パレードを見るために約30万の人が集まりました。この盛り上がりを見た広島商工会議所や中国新聞が主体となって、広島の街を活気づけようと新たなイベントを企画し、1977年からフラワーフェスティバルを開催するようになりました。
マツダスタジアムでの残り試合のチケットはすでに指定席、自由席とも完売しており、チケットが取れません。優勝への期待がますます大きくなるカープファン、広島の街。
カープ優勝で、さらなる地域活性化効果が期待されています。