ドコモ経済圏の基本となるのが携帯電話です。dポイント自体は、dアカウント保有とdポイントクラブに加入していれば、契約している携帯電話会社に関係なく、ポイントを貯めることができます。
ですが、dポイントを効率よく大量に獲得したいなら、携帯電話会社をドコモにしたほうがお得です。例えば、「Amazonでd払い決済が可能」「Amazonプライム登録で毎月120ポイント獲得」「ドコモユーザー限定キャンペーン」など、ドコモ回線契約者だけのメリットがあるからです。
やはり、ドコモ経済圏のメリットを最大限に活用できるのは、ドコモユーザーだけです。
ドコモでは、データ容量を無制限に使いたいヘビーユーザーから基本料金を抑えたいライトユーザーまで、幅広いニーズに合わせた料金プランを提供しています。この記事では、ドコモのスマホ料金プラン「eximo」「ahamo」「irumo」について解説しています。
eximo:データ容量が無制限・家族との通話が多い・手厚いサポートを重視したい人向け
「eximo(大容量プラン)」は、モバイル回線でもデータ使用量を気にせず、SNSや動画視聴、ゲームなどを楽しみたい人におすすめの使い放題プランです。
データ容量に上限がなく、テザリングも無制限で利用できるので、外出先でもパソコンで作業する機会が多い場合や急なリモートワークやオンライン会議にも対応できます。街中でWi-Fiを探す無駄な時間を省くことができたり、モバイルWi-Fiルーターを持ち運ぶ手間がなくなるので、カバンの中の荷物を1つ減らすことができます。
また、ドコモショップ店頭での手厚い無料サポートの範囲が広いのが、他の料金プランにないeximoだけの特徴です。その他の強みとして、家族間(同じファミリー割引のグループ)の国内通話が無料なので、家族と通話し放題。キャリアメール(@docomo.ne.jp)も無料が挙げられます。
月額料金(税込) | 0GB~1GB:4,565円 1GB~3GB:5,665円 3GB~無制限:7,315円 |
割引サービス | みんなドコモ割(3回線以上):-1,100円 ドコモ光セット割・home 5Gセット割:-1,100円 dカードお支払割:-187円 |
割引適用後の月額料金(税込) | 0GB~1GB:2,178円 1GB~3GB:3,278円 3GB~無制限:4,928円 |
国内通話 | 家族間(同じファミリー割引グループ)の通話:無料 家族以外への通話:30秒ごとに22円 |
キャリアメール | 無料 |
オプション | かけ放題オプション:月額1,980円(税込)で国内通話かけ放題。 5分通話無料オプション:月額880円(税込)で5分以内の国内通話が無料。 eximoポイ活:2024年夏から秋頃に詳細を発表予定。 |
特典 | dカード GOLD:ドコモの利用料金10%還元。 爆アゲ セレクション:Netflixなどの対象サービスの毎月の利用料金(税抜)の10~25%ポイント還元。 「eximo/ahamo/ギガホ/ギガライト」&「ディズニープラス」セット割キャンペーン:ディズニープラスの月額料金990円(税込)が最大6か月間割引。 comotto 子育て応援プログラム:子ども(15歳まで)の誕生月に毎年1,000ポイント付与。 |
「~1GB」「1GB~3GB」「3GB~無制限」のデータ使用量に応じた三段階の料金設定ですが、3GB未満に収まるライトユーザーならirumo(小容量)プランで十分です。ただし、家族間通話が無料なので、家族に電話する機会が多く、長時間通話するなら、ライトユーザーでもeximo契約はありです。
その目的で契約するなら、「上限設定オプション(無料)」を設定すると安心です。設定したギガ数を超えると、通信速度が制限されますが、自動的に無制限の料金に移行する心配がなくなります。
「3GB~無制限」の月額料金は7,315円(税込)ですが、「みんなドコモ割(3回線以上)」「ドコモ光セット割またはhome 5Gセット割」「dカードお支払割」の3つの割引が適用されると、4,928円(税込)となります。どれだけ使っても月額4,928円(税込)の定額料金なのは、かなり魅力的だと断言できます。
注意点として、割引前提の価格設定のため、単身で契約している人やインターネット固定回線をドコモ光以外と契約している人など、割引適用対象外だと他の料金プランと比べて割高になってしまのがデメリットです。
eximoの料金は、3GB以上から無制限と同じ料金です。そのため、毎月20GB程度のデータ使用量なら、20GB・月額2,970円(税込)のオンライン専用プラン「ahamo」を契約した方がお得です。また、「大盛りオプション」を追加して、毎月100GB・4,950円(税込)で利用できるため、割引適用の有無によっては、ahamo大盛りの方が安いです。
やはり、割引サービスの対象者かどうかが申し込みの判断材料となります。
定額料金で無制限で使えるうえに、家族間通話が無料なのはeximoだけ。モバイル回線でも快適にストレスなく使いたい、離れて暮らす家族との電話が多い人は、eximoを契約がおすすめです。
ahamo:電話もデータ通信もコスパ良く利用したい人向け
「ahamo(アハモ)」は、オンライン専用の料金プランで、データ容量20GB、5分以内の国内通話無料が付いて、月額2,970円(税込)となります。追加料金不要で、海外91の国・地域でデータ通信が20GBまで(国内利用分も含めた)利用ができるのが特徴です。
20GBで足りない人は、月額1,980円(税込)の「大盛りオプション(+80GB)」を付けることで、100GB・月額4,950円の「ahamo大盛り」にすることもも可能です。
5分間の無料通話が付いているので、友達や病院、お店に連絡など、ちょっとした用事の短い電話なら通話料がかかりません。
ahamoでは、ドコモメール(@docomo.ne.jp)を提供していないため、キャリアメールは利用できません。ただし、ドコモの料金プラン(eximo・ギガホ・ギガライトなど)からahamoへ契約変更する際に、「ドコモメール持ち運び:月額330円(税込)」を申し込むと、現在のドコモメールをそのまま継続して使えます。
月額料金(税込) | 20GB:2,970円 100GB:4,950円 |
割引サービス | なし |
国内通話 | 5分以内の通話:無料 5分以上の通話:30秒ごとに22円 |
キャリアメール | ドコモメール持ち運び:月額330円(税込)が必要。 |
オプション | かけ放題オプション:月額1,100円(税込)で国内通話かけ放題。 ahamoポイ活:月額2,200円(税込)でd払いの決済額の10%ポイント還元。 |
特典 | ahamo光:ドコモ光よりも料金が安い。 dカードボーナスパケット特典:dカード支払いで毎月+1GBまたはdカード GOLD支払いで毎月+5GB追加。 爆アゲ セレクション:Netflixなどの対象サービスの毎月の利用料金(税抜)の10~25%ポイント還元。 comotto 子育て応援プログラム:子ども(15歳まで)の誕生月に毎年1,000ポイント付与。 |
eximo・irumoのように割引適用の有無によって、料金が変動する料金プランと違って、シンプルで分かりやすい料金プランです。このため、誰が契約しても同じ格安料金で利用できます。
ただし、オンライン専用の料金プランのため、ahamo契約後の相談は、ahamoサイト内の専用チャットがメインで、ドコモショップやインフォメーションセンターでは相談することができません。そのため、基本的な操作やトラブルは、自分で解決しなければならず、サポートが必要な人には向いていません。
その他の注意点として、留守番電話サービスが使えません。重要な着信は逃したくない、留守番電話が必要不可欠だと考えている人は、ahamo以外の料金プランがおすすめです。
また、「ファミリー割引」のグループ内の回線数にはカウントされますが、ahamo契約回線からの発信は家族内の国内通話無料の対象外です。離れて暮らす親や子どもと通話することが多いなら、月額1,100円(税込)の「かけ放題オプション」を契約するか、eximo契約回線の他の家族から発信してもらわないと、5分以上の通話で30秒ごとに22円の通話料を負担する必要があります。
トラブル時にはオンラインで解決しなければならないデメリットはありますが、国内通話5分無料・データ容量20GBと、通話も通信もある程度使いたい人にとって、コスパが良いと言えます。
ahamoは、ahamo公式サイトからのお申し込みが断然お得です。ドコモショップで手続きをすると、「ahamo WEBお申込みサポート」の3,300円(税込)の手数料が必須となります。あくまで、スタッフが手続きの補助を行うだけで、申し込み時の端末操作は自分がする必要があります。
公式サイトだと手数料無料なので、公式サイトから申し込みましょう。
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コスパ抜群のahamoにする人、増えています!
irumo:データ容量よりも低価格を重視したい人向け
「irumo(イルモ)」は、使用するデータ容量が少なく、月額料金を抑えたい人向けの低容量・低料金プランです。電話やメール・LINEのやり取り程度で、スマホをほとんど利用しない人、自宅のWi-Fi環境でスマホを利用する機会が多いので、モバイル回線のギガ数が少なくても大丈夫な人におすすめです。
以下がirumoの料金プランです。
月額料金(税込) | 0.5GB:550円 3GB:2,167円 6GB:2,827円 9GB:3,377円 |
割引サービス | ドコモ光セット割・home 5Gセット割:-1,100円 dカードお支払割:-187円 |
割引適用後の月額料金(税込) | 0.5GB:550円 ※割引なし 3GB:880円 6GB:1,540円 9GB:2,090円 |
国内通話 | 30秒ごとに22円 |
キャリアメール | ドコモメールオプション:月額330円(税込)が必要。 |
オプション | かけ放題オプション:月額1,980円(税込)で国内通話かけ放題。 5分通話無料オプション:月額880円(税込)で5分以内の国内通話が無料。 |
特典 | dカード支払い特典:dカード支払いで0.5%還元またはdカード GOLD支払いで1%還元。 爆アゲ セレクション:Netflixなどの対象サービスの毎月の利用料金(税抜)の10~15%還元。 |
irumoは、毎月のデータ容量を0.5GB・3GB・6GB・9GBの4つの中から選ぶことができるため、必要なデータ容量に合わせて契約できるため、無駄な支払いを避けることができます。なので、携帯電話料金を抑えたい人は、ぜひirumoを検討してみてください。
注意点として、「ドコモ光セット割・home 5Gセット割(インターネット回線)」「dカードお支払割(クレジットカード)」の割引前提の料金価格なので、自宅のインターネット回線がドコモ光またはhome 5Gじゃないと、-1,100円の割引が適用されず、月額料金が格安SIMと比べて割高でお得感はないです。
ですが、ドコモ経済圏の人にとっては割引をすべて適用できるため、格安SIM並みの3GB・880円(税込)になるのは、魅力的なプランだと思います。また、家族がドコモユーザーなら、みんなドコモ割のカウント対象(0.5GBは対象外)になるのも大きいです。
irumoでキャリアメール(@docomo.ne.jp)を利用するためには、「ドコモメールオプション:月額330円(税込)」の加入が必須となります。ahamoと違い、任意のタイミングで契約できるので、ドコモメールを廃止した後に再度必要になった場合でも大丈夫です。
見落としがちなポイントとして、「ファミリー割引」の家族間通話無料について、irumo契約回線からの発信は対象外(他の家族のeximo契約回線からの着信は通話無料)に気を付けなければなりません。離れて暮らす親や子ども、兄弟姉妹、親戚と通話が多い人は、月額1,100円(税込)の「かけ放題オプション」を契約するか、他の家族から発信してもらわないと、通話料金が高額になる恐れがあります。
また、0.5GBプランに限り、「みんなドコモ割(同じファミリー割引グループ内で、3回線以上で月額料金を-1,100円を回線ごとに割引)」のカウント対象外です。ファミリー割引のグループ内のカウント対象回線が減って、他の家族の料金プラン(eximo・ギガホ・ギガライト)が、みんなドコモ割の適用除外となり、家族全体では損する結果になることもあります。
irumoは毎月のデータ使用量が少なく、月額料金を安く抑えたい人に最適な料金プランです。低廉な料金プランですが、ahamoとは異なり、全国のドコモショップで対面サポートも受けることができるので、サポートが必要な人でも安心です。
irumoは、ドコモショップや家電量販店、公式サイトから申し込みが可能です。ドコモショップ窓口で手続きした場合、3,850円(税込)の事務手数料が必要です。
公式サイトでのオンライン契約なら、事務手数料が無料かつ待ち時間なしで申し込むことができます。少しでも初期費用を抑えたい人は、公式サイトでお手続きをするのがベストです。この機会に、irumoを検討してみてはいかがでしょう
eximo・ahamo・irumoの違いを比較。どの料金プランが自分に合っている?
ドコモの料金プランについて解説してきました。ここでは、3つの料金プランの主な違いをまとめています。
eximo | ahamo | irumo | |
月額料金(割引適用後) | 2,178円~4,928円 | 2,970円・4,950円 | 550円~2,090円 |
利用可能なギガ数 | 1GB~無制限 | 20GB・100GB | 0.5GB~9GB |
通話無料 | 家族間通話無料 | 5分間の通話無料 | なし |
ドコモメール | 無料 | 有料(月額330円) | 有料(月額330円) |
サポート体制 | オンライン・対面サポート | オンライン | オンライン・対面サポート |
eximoは、モバイル回線でもデータ使用量を気にせず、スマホをガンガン使いたいヘビーユーザー向きです。また、月によってデータ使用量の変動幅が大きい人にもおすすめです。3段階の従量制で自動的に移行するので、月ごとに料金プランを変更する手間が不要です。
ドコモショップ店頭で手厚いサポートを受けることができ、ドコモのすべての機能を使えるので、使い放題と充実のサポート・サービスを求める人が利用すべきプランです。
ahamoは、5分以内の通話が多く、ギガもたっぷり使いたい人に最適です。契約後のサポートは、原則オンラインなので、基本的なトラブルは自力で解決しなければならないデメリットはあります。手厚いサポートが不要なら、通話5分無料・20GB(海外でも追加料金なしでデータ通信可能)と、総合的に考えると、コスパが一番良いと言えます。
ahamoのサポートは、ahamoサイトやahamo専用アプリ内のチャットのみです。ただし、故障修理の受付に限り、ドコモショップでも対応してくれます。なので、スマホが故障した場合でも安心です。
irumoは、Wi-Fi環境でスマホを利用することが多い、通話メイン人におすすめです。データ使用量が少なく、料金を節約したいけど、対面サポートも必要と言う人に適しています。
特に、最安0.5GB・550円(税込)プランは、他社キャリア・格安SIMに乗り換える手間なく、毎月の通信費を大幅に節約することができるうえ、ドコモ回線保有のメリット「Amazonでのd払い(電話料金合算払いのみ)」「ドコモユーザー限定キャンペーン」を受けることができるのが最大の強みです。
まとめ:自分のライフスタイルにあったデータ容量を選ぼう
スマホの料金プランを選択するうえで大事なのは、自分のライフスタイルにあったデータ容量を選ぶことです。
自宅や職場のWi-Fi環境でスマホを利用することがほとんどで、モバイル回線をまったく利用しないなら、irumoがおすすめです。逆に、外出先でもSNSや動画を視聴したり、ゲームを遊びたいなら、eximo・ahamoじゃないと、すぐにデータ容量を超過して、通信速度が大幅に制限されてしまいます。
低速度になった状態だと、WEBサイトすらスムーズに閲覧できません。コンテンツの読み込みに数十秒かかったり、エラー表示が出たりします。遅すぎてイライラした経験はあるかと思います。
毎月の携帯料金を節約するために、我慢しながらスマホを使うのは精神衛生上よろしくありません。個人的には、数千円節約するよりは、自分のライフスタイルに合った快適なスマホ環境を整えた方がストレスフリーだと思います。
ドコモのサイトでは、直近3か月間の利用状況から診断した「料金シミュレーション」を行うことができ、自分にぴったりの料金プランを選ぶことができます。新プラン登場後に、携帯電話料金の見直しを行ったことがないなら、ますは試してみましょう。現在のプランよりもお得なプランが見つかるかもしれません。
値上げ値上げで家計の負担が増す中で、真っ先にコストカットしたいのが毎月の固定費です。自分の目的・使い道に合った料金プランに変更することで、毎月の出費を少しでも抑えましょう。